捌拾弐 ページ32
炭治郎くんのところには行かなくていいか
『お兄ちゃん』
和真「おうAおかえり」
『ただいまこんな時間まで鍛錬してるの?』
和真「今日はあまり出来なかったからね
あ、そう言えば鎹鴉探してたよ?」
『紗羅が?』
和真「なんかね見張りの人が足りたいとかどうのこうの言ってたよ」
『そうなんだ紗羅どこ行ったんだろう?』
紗羅「A」
『あ、紗羅』
紗羅「南南東のケイビ」
『分かった
じゃあお兄ちゃん行ってくるからあまり遅くならないうちに寝るんだよ』
和真「分かってる
ちっ俺はガキかAより6個も上なのに」
side無一郎
『あ、無一郎』
無一郎「Aだ!」
『無一郎眠いよ〜』
無一郎「今は寝ないでよ鬼出たら大変だからまあ僕が守るけど」
『分かってる分かってる』
Aがみんなのまで話したあの日から僕にはちょっとだけ弱音を吐くようになったA
でもそれは一切任務とか稽古のことではなく
疲れたや眠いとかだけ
僕も未だ完全に信じられてないんだなって思う
Aは昔から人を信じることがあまりなかった
信じて裏切られるのが嫌だから
それは大切な人ほど信用しないんだって
大切な人に裏切られたくないらしい
『無一郎?』
無一郎「どうしたの?」
『なんかちょっと悲しそうな感じがした』
無一郎「悲しい?あーなんでもないよ」
『なにかあったら言ってねいつでも聞くから』
Aに信用してもらえないのは悲しいよ
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作者名:り。 | 作成日時:2021年2月7日 14時