217話 ページ36
明日の柱合会議に私も参加するなんて…
当然「おけまる」と軽い感じで流せる事態では無く、私は今超絶焦っていた
するとそんな私の様子を見た彼女は、クスリと笑う。
「ふふ、そんな緊張する話では無いと思いますよ。」
…本当かしら。
小鳥遊 Aついにやらかしたんじゃなくて?
でも、それならどうして私が呼ばれて…
「実は今朝、宇髄さんが目を覚まされたんですが…」
『はあ、宇隨さんが……。…え、宇隨さんが!?』
流しそうになって踏みとどまる。
え、だって宇隨さん…あなた鬼の毒大量に喰らって…出血量もダントツですよね。
『だ、大丈夫なんですか?』
炭治郎くんも伊之助くんも意識不明だよ、なのに一番重症のあなたが……それ起きちゃって大丈夫なの?
柱だからとか、忍とか以前に体の作りを疑うわ
「ええ、宇隨さんの屋敷へ行かせて頂いたのですが元気そうでしたよ。起きて早々奥様方にフグ刺しを要求するくらい」
『……さすがだなぁ』
胡蝶さんの黒い笑み。
あぁきっと彼女からお叱りを受けただろうな…
まあ、そりゃあ怒られるよね。
特にフグなんて毒あるし(ちゃんと調理すれば問題ありません)
でもとりあえず宇隨さん元気すぎない?
回復力えげつないでしょ
「それで…明日の柱合会議で遊郭での任務報告と共に、Aさんの血気術についても上げておきたいらしく…」
なるほど、だから私は呼ばれてるのか。
というか宇隨さん起きたばっかで御館様の屋敷まで行けるの?
行けたとしても……それは大丈夫なの?(色々な意味で)
…私がやらかした訳では無い事が分かったけど。
今度は宇隨さんの事が猛烈に心配になって来た
胡蝶さんと別れてから、善逸くんの病室へと向かう。
善逸くん寂しがってるだろうなぁ
任務行く時、行かないでよお…って行ってくれたからな。
きっと誰にでも言う彼の一言だけど……こんな事考えると気持ち悪く思われそうだけど、何だか求めて貰えたようで嬉しかったのは秘密だ。
「Aちゃん!」『ただいま善逸くん』
扉を開けるとすぐ明るい声
そして嬉しそうな、安心したような笑みを浮かべてくれる。
『…』
…別に今回の任務が特別危険では無かった。
だけど、ふとした瞬間
『(何でかな)』
彼の、その優しい笑顔を見ると凄く安心する。
心が暖かくなる
「Aちゃん?どうかした?」
『……あっ善逸くん、お団子買ってきたよ!甘露寺さんオススメの!』
一瞬チラリと、その理由を察しそうになった…ので、私は気のせいという事にした
.
481人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
癒し系猫(プロフ) - 宇髄の髄は隨じゃありませんよ〜! (5月2日 19時) (レス) @page20 id: 0e8640f8c4 (このIDを非表示/違反報告)
まどろみ(プロフ) - 呉羽さん» 作者の妄想やら想像詰め込みまくりですよ笑 そう言って頂けて嬉しいです! (2020年3月25日 21時) (レス) id: ec3dea80f5 (このIDを非表示/違反報告)
呉羽(プロフ) - 面白い!こういう話大好き (2020年2月20日 4時) (レス) id: 14d7fd66da (このIDを非表示/違反報告)
まどろみ(プロフ) - 呉羽さん» ありがとうございます!いつも応援して下さってますよね、本当に嬉しい限りです!頑張りますううううううううう!!! (2020年2月4日 7時) (レス) id: ec3dea80f5 (このIDを非表示/違反報告)
呉羽(プロフ) - おもしろいです。完結するまで毎日見るねええええええええええええええええええええ!!! (2020年2月2日 9時) (レス) id: 14d7fd66da (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まどろみ | 作成日時:2020年1月1日 21時