今世でも私の主食は人間らしいので絶食することにします。~third~【鬼滅の刃】

99話 ページ7

善逸くんの強さに驚きながらも手足は止めずに動き回る。
…そうしていると、またもや大きな音が聞こえた。
今度は後方、善逸くんの落雷のような音よりは大人しいけどそれでも大きい。
あと車体がグワンと跳ねた。
何だ…？鬼がまさか列車内に…

そう思い後方を見てみると、向こうから何かが勢いよく迫ってきているのが見えた。
それは…真っ赤な燃える炎。
「小鳥遊少女！」
『煉獄さん！』
音と衝撃の根源、そして炎は煉獄さんだった。
車体が跳ねるほどの勢いで走ってくるとか煉獄さん凄すぎて言葉が出ないよ。
もう何でも「柱だからな」の一言で済ませちまうぜ

「時間は無いので手短に話す。この列車は八両編成、俺は後方四両を守る！小鳥遊少女と黄色い少年、竈門妹で残りの四両は守ってくれ！竈門少年と猪頭少年には鬼の首を探してもらう！」
テキパキ話すと、わかったか！と目で言われる
『は、はい！』
「それでは俺は竈門少年にも伝えてくる！」
そう言うや否や、またドンッと大きな音を立て前方に消えていく煉獄さん

ひとりで四両も…こちらが3人で守る範囲を彼はひとりで……って感心してる場合じゃない。
私は善逸くんと禰豆子ちゃんにもその事を大声で伝える。
そして動きが活発になってきた鬼のソレを攻撃し続ける。
時間が経ったためか、鬼の気配が強くなった気がする。
さっきまで列車の中からは感じ取れなかったのに、それがわかるようになっている。
…つまりそれ程気配が濃く強くなったんだ。
時間がない。









それからしばらく経った。
ひたすらに鬼から乗客の人達を守る。
鬼のソレが弱まる気配がない、むしろ速さはグレードアップしてる。
どうしたものかと思っていると、突如鼓膜を突き破りそうなほどの音が鳴り響いた。
((ギャァァァｯｯ！！
『っっ〜！？』
それは断末魔。
悲痛なその声と同時、列車が大きく揺れる。
煉獄さんの走ってきた振動とか比じゃない。
もう列車が絡まるくらいのやつだ
つまりやべぇ、乗客全員頭ぶつけて死ぬよこのままじゃ。
急いで壁際に乗客の人達を移動させた。



ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
モブサイコ100っていう漫画ご存知ですか？
私はアニメを前から見ていたのですが、最近また1期から見始めて…
モブサイコって、鬼滅の刃とはまた違った種類で神作画ですよね。
特に二期の戦闘シーンはえぐい

モブサイコ知らない、という人はぜひ見てみてください。
(作者の周りでは知ってる人少ないんですよね…)



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