永遠の愛を〜4〜

しょうれん恋愛攻防戦！2 ページ1

『しょうれん恋愛攻防戦』の続きです！

«廉side»







恋愛なんてめんどくさい。

やれ不倫だのやれ浮気だの、心に決めた人が居ながらそういうことをして、バレたら破局のパターンを良く見かける。

何の為に付き合ってるのか分からんし、目移りするなら最初からその人のことを本気で好きじゃなかったということだ。

少しだけでも異性と話してれば怒る人、帰りが遅かったらすぐに浮気を疑う人など。

わざわざ何度も説明したりするとなると、めちゃくちゃ面倒くさそうだなと思う。

だから、俺は恋愛なんてしない。

生憎俺は仕事でいっぱいいっぱいで、そういうことに現を抜かしている暇はないし、何より悲しむファンの人達が居るかもしれないから恋愛をしようとは思わん。

ほとんどの時間をメンバーと過ごしているし、恋愛なんて一生縁がないと思っていた。

…あいつが告白してくるまでは。

もういつからだったか分からないが、最近はずっと紫耀に告白され続けている。

1日に1回は必ずで仕事で会う日は楽屋に入った途端の第一声が『付き合って！』で、仕事がない日はメールや電話で告白してくる。

最初は申し訳ないと思いながら断っていたが、こう何度も告白されたら鬱陶しくもなってくる。

メンバーは見ているばかりで『しょうれん恋愛攻防戦』なんて名付けてるけど、そんな暇あったら助けて欲しいとは思う。

紫耀のことは嫌いじゃない、むしろ好きだ。

でも紫耀と同じ気持ちがと考えると、答えはNo。

メンバー同士で何より男で、グループ内恋愛禁止というルールを破るわけにはいかない。

もしバレたら大変なことになるだろうし、紫耀が辛い思いをするんじゃないかと思うと俺とは付き合うべきではないと考える。

紫耀にはいつか普通の家庭を築いて、幸せに過ごしてもらえればそれで良い。

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