息苦しい ページ35
「Aさーん！」
「何？」
「ほら、この前‘意外と面白かったわ’って言ってたドラマが始まる」
「あぁ…うん…ありがとう…」
「早くこっちおいで(^^)」
あのね…チャンミン…
私…そのドラマ…そこまで楽しみにしてはいなの…
今日こそちゃんと‘度を超えてるわよ’って言おうとするんだけど
今日もニコニコな笑顔のチャンミンを目の前にするとやっぱり何も言えない
「どうした？眠い？」
「ううん…」
「途中で寝ちゃっても大丈夫。俺がちゃんとベッドに運んであげるから(^^)」
「ありがと…」
吐き出したい溜め息をグッと飲み込みドラマを見るふり…
私の肩を抱くように隣にいるチャンミンはテレビなんか見ず、ずーっと私ばかり見てる
ああ…溜め息つきたい…
言葉にはしないし、ここのところ珍しく身体も求めてこない
ただ私を傍に置き、いつも溶けそう顔で私を見てるだけ
でも決して嫌じゃない
寧ろそんなチャンミンを可愛いと思うのは確かなのに
それに息苦しさを感じてるのも事実
だから仕事が終わっても何かしら理由をつけて残業してみたり…
帰りたいのに帰れない
今日ももうこの時間はチャンミンがウチにいるはず
この状態…いつまで続くのかしら…
「Aいるー？」
「…何か御用ですか？杉野部長(^^)」
「やっぱまだいた」
プレゼン資料の読み返しというまだ時期的に比較的余裕がある作業を理由に残業中
営業部に顔を出した杉野
「まーた最近遅くまで残業してんじゃん」
「細々した仕事は日中出来ないから」
「カワイ子ちゃんほったらかしでいいのかよ」
「！！！ちょっとこっち来て」
突然チャンミンの話をふられ、急いでカフェスペースまで杉野を連れ出した
「まだ部下も数名残ってるっていうのに！
あんなところであの子の話なんか持ち込まないで！」
「誰も聞いちゃいないって(笑)」
「聞いてるわよ！」
「お前に興味がある奴なんているの？(笑)」
「(怒)(怒)(怒)…で？何の用？」
「心配して様子を聞きに来てやったのに」
別に杉野が心配する事じゃないわよ
「お前、息詰まってない？」
「別に…」
「ストレスは体に良くないぞ(^^)」
「ご心配なく」
「…そっか。じゃぁ良いや、お疲れさん、お先ー」
「お疲れ」
何だったのよ
何で私の今の状態を見破るのよ
でもストレスなんかじゃないわ
私がチャンミンとの時間をストレスと感じるはずがないじゃない
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とんこ - え〜完結ってなってたからシリーズ最初から読んじゃったけどこれひょっとして区切りも着いてないですよね。折角面白かったのに残念。こんな気持ちになりたくなくて完結作品捜して読んだのに (2019年1月4日 8時) (
レス) id: ea70574319 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - ベルギーを称賛ってさすがだね (2018年7月3日 18時) (レス) id: b2dbe2074b (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - 千衣さん» ちょっとアホっぽいチャンミンにどんどんにやけちゃってください(笑) (2018年6月30日 9時) (レス) id: a8649ab444 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 純蓮さんの言葉のチョイスが４０代の私にはツボです。『浮かれポンチ』＝この作品のチャミ、当分ツボってにやけるヤバイ人になるな〜 (2018年6月30日 7時) (携帯から) (レス) id: 4037bbf8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年6月16日 22時
