再会 ページ6
盛大な披露宴から数週間
いつも通り１人暮らしのマンションと会社を往復する毎日
披露宴で見た沢山の韓国アイドルや東方神起、それこそ義弟になったジョンスくんの事すらすっかり頭から消えていて
仕事帰りにコンビニスイーツを買って帰るのが今のところ唯一の楽しみ
今日もマンションのすぐそばのコンビニに立ち寄った
だけど最近お気に入りのプリンが売り切れていて、少しショックだったけど代わりにシュークリームを買って帰る
あーあ、あのプリンが買えなかったのは残念だったなぁ
もっといっぱい仕入れてくれても良いのに
マンションのエレベーターの前、そんな事を考えながら先にエレベーター待ちをしていた人の後ろに立った
あまり気にも止めず、ぶら下げたコンビニの袋に目を落とすと
先に待ってた人も同じコンビニの袋をぶら下げているのが目に入った
「あっ…」
思わず声を上げてしまったのは、その人の袋の中にあのプリンが入っているのが見えてしまったから
もう少し早くコンビニに寄れてたらあのプリンは私のものだったのに
そう思ったところでそのプリンが私の手元に来る訳でもなく
それでもやっぱり気になって、エレベーターが到着してもその人のコンビニ袋を見つめ卑しい私
「…こんばんは」
「えっ…あ…こんばんは」
やだ！コンビニ袋をガン見してたの気付いた？
突然、挨拶されて焦る
気まずくなってようやくコンビニ袋から目を逸らした
「お久しぶりです」
「はい？」
お久しぶり？
意外な言葉を投げかけてきたその人
誰だっけ？
ここの住人とは殆ど関わりがないんだけど…
「僕のこと忘れちゃいました？まぁそもそも知らなかったから仕方ないのかな」
片眉を下げて苦笑いのその人の顔をまじまじ見つめる
んー…どっかで…会った…ような…？
仕事関係？取引先？
「ナオさんは韓国で元気にしてますよ」
「あー！」
ナオの名前を出されて思い出した！！
東方神起！！
そして忘れていた色々な記憶が蘇った
「思い出しました！先日は披露宴に参列して頂いてありがとうございました」
「楽しい披露宴でした(^^)」
「まさかこんなところでお会いするなんて…」
なぜこんな時間にこんなところにいるんだろう
このマンションは住居専用だから仕事ではないんだろうし
「今お帰りですか？」
「はい」
「お仕事で？」
「はい」
「僕も仕事帰りです」
「え？」
仕事帰りにこのマンション？
どういう事なんだろうか？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 931人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
純蓮(プロフ) - wakaさん» wakaさん、コメントありがとうございます！ご期待に添えられてるでしょうか(。>A<。)今後も宜しくお願いします！ (2018年3月4日 19時) (
レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - りんさん» りんさん、コメントありがとうございます！やっとここまで来ましたよ(;^_^A 今後も宜しくお願いします！ (2018年3月4日 19時) (レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヌナは、ワガママねウフフ(〃ω〃) (2018年3月4日 18時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - わーい30過ぎて色々あってもやっぱり好き！ヒロインちゃんは、よく、考えるね、うん(OvO)考えたら、考えただけ、チャンミンが好きになるよ！キットね(〃ω〃) (2018年3月4日 18時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - なかなかいい感じにフフフフ今後に期待！ (2018年2月25日 1時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：純蓮
| 作成日時：2018年2月10日 12時
