事は終わって ページ43
‘もっとゆっくり…ね？’
その言葉通り
それはそれは優しく丁寧に愛された
何度も何度も‘好きだ’と言われ
その度に胸が熱く苦しくなった
‘好きです’
ではなく
‘好きだ’
「辛く…なかったですか？」
まだ額や髪の毛先に残る汗
それがあまりにも色っぽくてチャンミンの顔が直視できない
「大丈夫よ」
もういつもの口調に戻ってるチャンミンに、私も何食わぬ素振りで答えるけど
内心ドキドキ
「明日・・・も仕事ですよね」
「そうね」
「俺、帰った方が良いですか？」
そろそろ日付が変わる
起床時間を考えたら今すぐにでも寝なきゃ
「キミの明日の仕事は？」
「俺も朝からです」
だったらお互い早く寝ないと
でも・・・
「キミが大丈夫なら…」
素直に‘まだ帰らないで’と言えない自分にガッカリだわ
あんなに強く求めていた気持ちが確かにあったのに
これじゃまるでチャンミンの体だけを求めてたみたいで恥ずかしい
「Aさんって素直なんだかそうじゃないんだか分からない人ですね(笑)」
「そう…かしら？」
当たらずとも遠からず
耳が痛い
「抱き締めても良いですか？」
「は？」
事後にそんな事を聞いてきた男は今までいなかった
抱き締めて離さない男
さっさとシャワー行った男
すぐ煙草に火をつけた男
色んな事後を経験したけど、こんな風に聞かれたのは初めて
「無言は了承と捉えます」
うんともすんとも言わない私を抱き締めるチャンミン
よくよく考えたら
男の素肌に触れたのは何年振りだろう
「俺ね、また嫉妬したんです」
嫉妬？
今度は何に？
「どこの誰に教わったんですか？」
「？？」
「あの男を喜ばせるテクニック」
「はぁ！？」
「あんなの誰かに教わるか、相当な場数を踏まないとなかなか身につかないものだと思うんですけど」
凄い
自分自身に驚いた
私の場合、場数だと思う
もちろん若い頃の話で、ここ何年もこの行為とは無縁だったけど
身体は憶えてたのね
「私にテクニックがあるのは嫌？」
「攻められるより攻める方が好きなんで」
「じゃぁ残念だったわね」
「だけど床上手な彼女も悪くないです」
いま・・・何て言った？
‘彼女’？
そりゃチャンミンの事は好きだ
ちゃんと異性として好きだと気付いた
だけど
恋愛するの？
結婚はしないと決めた私が？
何の為に？
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純蓮(プロフ) - wakaさん» wakaさん、コメントありがとうございます！ご期待に添えられてるでしょうか(。>A<。)今後も宜しくお願いします！ (2018年3月4日 19時) (
レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
純蓮(プロフ) - りんさん» りんさん、コメントありがとうございます！やっとここまで来ましたよ(;^_^A 今後も宜しくお願いします！ (2018年3月4日 19時) (レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヌナは、ワガママねウフフ(〃ω〃) (2018年3月4日 18時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - わーい30過ぎて色々あってもやっぱり好き！ヒロインちゃんは、よく、考えるね、うん(OvO)考えたら、考えただけ、チャンミンが好きになるよ！キットね(〃ω〃) (2018年3月4日 18時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - なかなかいい感じにフフフフ今後に期待！ (2018年2月25日 1時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純蓮
| 作成日時：2018年2月10日 12時
