何で私には意地悪なの。６

221　ナツメside ページ3

ナツメ「…よ、」



本当に、



ナツメ「良かったああああ!!」



見つからなかったらどうしようかと思ってたのよ〜！



？「…はあ？」



呆れたような顔で見てくる。



…Aの周りには美形しかいないのかな？



トウマ「ほんと…名前も分からないし、辿り着かなかったらどうしようかと…。」



アヤメ「焦ったよね…。」



アキノリ「見つかって良かったな!!」



ケースケ「ここ怖いよ…。」



みんな思い思いの言葉を言う。



？「…私に何か用ですか？」



ナツメ「あ、そうそう！Aの事を聞きたくて！」



？「話すことはありません。早く帰りなさい。」



そう言って立てている右膝に手を当て、



そのまま俯いてしまう。



トウマ「そこを何とか…。」



？「ここがどこか分かっていますか？」



…え？



？「周りを見なさい。」



言われた通り周りを見る。



…近くには多くの妖怪達が。



ケースケ「ひいっ」



？「ここは良くない妖怪達が集まっているのです。」



…でも、



？「それに。」



…その人は、低い声で言った。



？「君達にAは背負えない。」



…背負う…。









＊

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