何で私には意地悪なの。２

続き ページ18

『…で、ここが職員室。』



とりあえず一通りの案内はした。



ハルヤ「そっか。ありがとう。」



『いや上の空だな。ちゃんと聞いてた？』



ハルヤ「聞いてた聞いてた。」



『棒読みですか。』



…コイツ私のこと気付いてる？



ほんとそう思うくらい初日からすごいんですけど。



ハルヤ「…あのさ。」



『ん。』



ハルヤ「Aって呼んでいい？」



『お好きにどうぞ。』



…もしかして、ほんとに気付いてる？



ハルヤ「オレはハルヤで良いから。」



『えーでも』



ハルヤ「じゃないといじめる。」



『…え、どういうこと？』



何でいじめる宣言しちゃってんの？



ハルヤ「そういうことだから。これからよろしくね、A。」



『…マジでよろしくしたくない。』



よりによって隣の席だし。



ハルヤ「早く教室戻るよ。」



『自由か。』









＊

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