何で私には意地悪なの。

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『遊びに来たぞー。』



妖魔界のとある場所で言う。



？「…久しぶりだな。」



『別に久しぶりってほど久しぶりでもなくないか？』



彼は蛇王カイラ。



現在エンマの代わりに妖魔界を収めているイケメンだ。



『懐かしい〜妖魔界。』



ここ数年妖魔界には来ていなかった。



カイラ「まあ座れ。」



…私とカイラは案外長い仲である。



昔妖魔界に住んでいた時同じ学校に通ってたんだよね。



その…エンマとカイラの先輩だったっていうか…。



…これ基本誰にも言わないけどね？



年齢気にされるの嫌ですから。



『最近ちゃんとやってるみたいだね。』



カイラ「ああ…エンマが帰って来るまではしっかりやらないとな。」



…あの頃はエンマのこと大嫌いだったくせに。



そんなカイラのことが心配でたまらなかった。



いつもみんなエンマの周りにいてカイラはずっと一人だったから。



…私だけでも側にいてあげる、って決めてたんだよなぁ。



『ちゃんと頑張ってて、偉い偉い。』



そう言いながら頭を撫でてあげる。



カイラ「…子ども扱いするな。」



『しますよ〜。私にとっては君はまだまだ子どもです。』



カイラ「ババ」



『それ以上言ったら口縫い付ける。』









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