何で私には意地悪なの。

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『…カイラは行かないの？』



カイラ「私が行ってどうする。」



…行かないの？



つまらない。



ナツメ「…A、どういう関係？」



トウマ「もしかして…彼氏、とか？」



カイラ「…。」



『…いやカイラ否定しろ。』



何故に否定しない。



勘違いされてんぞ。



『えっと…先に言っておく。年齢気にしたら口利かない。』



アキノリ「？おう。」



…言いたくなかったのに、



全部ハルヤのせいだから。



『私、人間に化けてるだけで実は妖怪なんだよね。』



ナツメ「…え」



『で、妖魔界の学校に通っていた時期があって。』



カイラ「懐かしいな。」



『…カイラとかエンマは…その学校での後輩。』



アキノリ「…後輩!?」



…その反応嫌い。



『そ。カイラもエンマもよく懐いててね。可愛かったよ。』



カイラ「可愛くない。」



…ふふふ。



『こーするとすっごく喜んでね！』



そう言いながら抱き締め、頭を撫でる。



カイラ「子ども扱いするなと言っているだろう!!」



『怒るなよー。』



…？



月浪が何か嫌そうな顔してる？



『月浪もギュッてされたい？』



トウマ「違、」



『いーよ。』



月浪にも抱きつく。



カイラ「…誰にでもそうするの、やめた方がいいぞ。」



『可愛い子にしかしてません。』



トウマ「…///」



可愛いな。



ナツメ(…鈍感って困る。)








＊

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