何で私には意地悪なの。

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『…もしもし。』



妖魔レーダーからすごい音がして、そこに向かっていると、



今普通かけてこないだろって奴から電話が来た。



〈もしもし。〉



『どの面下げて電話してんだろーね。顔が見たいわ。』



…相手はハルヤ。



今すごくムカついていて、声も聞きたくなかった相手。



〈冷たいなぁ。オレ、Aに聞きたい事があるんだよね。〉



『知らない。』



〈…いいの？そんな当たりして。〉



『うざい。今はアンタの話聞く気分じゃないの。』



〈相変わらずな性格。〉



『…確信してんのに何でわざわざ聞こうとした？』



〈何でだと思う？〉



…ムカつくわ。



〈…次会った時、今回の恨みぶつけるから。〉



『恨みぶつけるべきは私じゃないか。』



…え？



この状況になってまで、またいじめられるの？



扱い変わらなさすぎじゃない？



ぶれないっていうか…逆にすごいね？



〈まぁいいや。早く見つけないと死ぬよ？〉



『…あのさ。月浪に何したわけ？』



〈さあ？〉



…その秘密主義どうにかしろ。



『もういい？切るよ？』



〈じゃ、また学校で。〉



『もう二度と面見せるな。』



〈嫌だね。恨みぶつけないと気が済まない。〉



切れる。



…何なのアイツ。









＊

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