何で私には意地悪なの。

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『ハァ…。』



カイラ「それが千堂とかいうやつに何の関係があるんだ？」



『酒呑童子、千堂使って月浪からフドウ雷鳴剣奪おうとしてる。』



カイラ「…どういうことだ？」



…分からないかもね。



でも…私には、全部分かっちゃってるから。



『あのね…なんていうか…私、力使ったよ。』



カイラ「…そういうことか。」



今の一言で分かってしまうからすごいよね。



『あーあ…酒呑童子、仲良かったんだけどなぁ。』



カイラ「仕方ない。」



『…妖魔界も人間界も、両方に手を出そうとしているのかな。』



カイラ「そうだろう。」



…嫌だなぁ。



『そろそろ…みんなの前で、力使うかも。』



カイラ「…Aの好きに、すればいい。」



…カイラは優しいね。



♪〜♪〜♪



…こんな時間に一体誰だよ。



『もしもし。』



〈もしもしA!?〉



『…ナツメ。どうした？』



すごく焦った声を出しているナツメ。



〈トウマッ…レイさんのところ行っちゃったかもしれない!!〉



…ハァ…。



『やっぱりなぁ。』



〈え…〉



『有星には？』



〈さっき電話して…今からレイさんのオフィスに行くところ!!〉



『すぐ合流する。』



電話を切る。



『…カイラ、お願いがあるんだけど。』



カイラ「分かってる。」



…さすがカイラ。



伊達に長年一緒にいないね。









＊

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