何で私には意地悪なの。

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『はああ…。』



カイラ「ため息が多い。幸せが逃げるぞ。」



『…カイラ知らない？ため息吐くと嫌な気が逃げるから良いんだってよ？』



カイラ「…初耳だな。」



前テレビでやってた。



『あー…月浪、千堂のところ行ったかな。』



カイラ「…人間界で有名なパーフェクト占い師だったか。」



『カイラも知ってるって事は相当だね。』



カイラ「それがどうした？」



…あ、違う。



カイラは今、妖魔界の為に人間界も調べてるんだ。



…すごいなぁ。



『人間界にさ。』



カイラ「ああ。」



『酒呑童子がいるんだ。』



カイラ「…!?」



驚いた顔をする。



カイラ「…何のために？」



『さあね。ただ…人間の姿になってるよ。』



言うと、またも驚いた顔をする。



カイラ「…よく分かったな。アイツの妖力は強いから…


普通分からないはずなのに。」



『…私に普通とかいうか。』



カイラ「そうだったな…。」



私は何より普通で、普通じゃない。



…なんていうのかな。








＊

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