何で私には意地悪なの。

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ナツメ「あ、そういえばトウマ、


レイさんに耳元で何か言われてたよね。」



ケースケ「あ、そうそう！」



アキノリ「何言ってたんだ？」



トウマ「…“正しい道に導いてあげるから、今夜オフィスに来て”…って。」



『…ハァ。』



酒呑童子…。



お前は一体何がしたい？



ケースケ「導いてあげる？」



アキノリ「今夜…？えぇー!!ヤバいよヤバいよそれ!!


色んな意味でヤバいよ。」



…その手が意味するものは何だ。



思春期なんですか。



ケースケ「アキノリ、顔赤いよ？」



『小学生の前だぞー。』



ナツメ「…やめといた方がいい気がする。」



…ナツメナイス。



『そうだね。』



ナツメ「何だか、危なそうだもん。」



アキノリ「妖怪ウォッチも、暫くつけたままで用心した方がいいぜ。」



トウマ「…そ、だよね。」



…悩んでる。



『ダメだよ。』



トウマ「え…」



『不動明王は災いなんかじゃない。』



それはよく知ってる。



『大切なものを失いたくなければ…絶対に、行ってはいけないよ。』



行ってしまったら…全てが酒呑童子…ハルヤの思惑通りになってしまう。



だから…ダメだ。









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