何で私には意地悪なの。

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『月浪！』



月浪を丁度よく見かけたから、声をかける。



トウマ「…何？」



あれ、嫌そうな顔しなかった。



『私月浪と友達になりたいよ！』



私がそう言うと、驚いた顔をする。



トウマ「え…もう友達だと思ってた。」



『え。』



予想外の答え。



『毎朝あの態度なのに…？』



トウマ「あれは…。」



そこまで言って、また嫌そうな顔をする。



『何でー…。』



悲しくなってくるよ。



ハルヤ「A、何やってんの？」



『ゲ、ハルヤ。』



ハルヤ「ゲって何？」



だっているも私のこといじめてくるじゃん…。



ハルヤ「オレに喧嘩売るなんて、いい度胸してるね。」



『別に喧嘩売ってないし…ってああ!?月浪消えた!?』



ハルヤ「何話してたの？」



『ハルヤには関係ないし…。』



ショック。



もういいや、ナツメのところ行こう。



ハルヤ「教室戻るのか？」



『いけない？』



ハルヤ「いや？」



何でコイツ満足そうな顔してんの？



『次こそはちゃんと友達になってやる…！』



ハルヤ「そこまでして友達になる意味なくない？」



『ハルヤ、そんなに私のこと嫌いなの。』



友達は多い方が良いでしょ。



ハルヤ(…逆なのになぁ。)









＊

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