何で私には意地悪なの。

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『ふ…ふふふふ…。』



小テストがありました。



ハルヤ「何？点数低かった？」



なんて隣の席のハルヤがバカにしてくる。



『見たまえ。』



そう言ってテストを見せつける。



ハルヤ「…うっわ。」



『満点でございます！』



はははは！



どうだハルヤ！



私は賢いんだぞ！



「そこ。うるさい。」



担任がそう言う。



…確かあいつは、洞潔…だったか。



『先生！平均点教えて！』



「…75点。」



『見たかハルヤ！私は頭が良いんだぞ！』



ハルヤ「叫んでる時点でバカ。人間としてバカ。」



…人間としてとか言われても。



私人間じゃないから何とも言えなくなっちゃう。



『ハルヤは？』



ハルヤ「同じ。」



『くっそー…ハルヤも満点か…。』



ナツメ「何で２人はそんなにハイスペックな競い合いしてるの？」



『何かハルヤには負けたくないんだよね。』



ハルヤ「オレもAには負けたくない。」



…まあ昔から勉強はしてたんで。



カイラとかエンマとか…後輩の中でも２トップな２人に



勉強教えてたくらいですから。



それ相応に頭が良くないといけないんですよ。



ナツメ「A…今度勉強教えて。」



『いーよ！月浪もつけてね。』



ナツメ「A、トウマのこと好きすぎ。」



だって可愛いんだもん。



ハルヤ(…ムカつくなぁ。)









＊

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