.我妻善逸side ページ28
『きたきたきたぁー！ 我妻くんありがとう!!』
Aはブンブン俺の手を握って振り回す ��感謝感謝��と呟きながら
握ると言っても握手みたいなものだ
あぁ……もっと触れたいって思う俺は悪いやつだな
「なんか相田さんのテンションの高さが異様すぎて怖い」
『だって初めてなんだもん!! ほんとにありがとう』
そんなふうに笑わないで ��ありがとう��なんて言わないで 今日俺は君の幸せを壊すかもしれないのに
そう思いながら かつて 失ってしまったこの幸せをまた感じられていることに 嬉しさがないわけが無い
頬は自然にほころび 自分の心拍の音が大きくなっているのを感じた
Aは……ほんとに音が小さい だからAの気持ちを音で知ることは出来なかったなぁ
〜♪
『我妻くん ほんとに最高だよ 幸せすぎる!!』
「うん 俺も」
全部忘れて今だけ俺も楽しませてくださいお願いします。神様────……
『楽しかった〜〜 また行きたいなぁ』
「また行こうよ」
『えっ行こいこ!! 騒ぎすぎて引かれたかと思った』
��そんなことない��って言おうとした時Aは
��我妻くん耳いいからさ��と笑った
「うん 昔から耳だけはいいんだ」
『そんな事ないよ 女々しいし、騒がしいけど友達想いで、優しい きっと彼女になる人は苦労するけど幸せだよ』
月と星が輝いている空を見ながら俺の前を歩くAの手を思わず引き止めた
「幸せ？ ……ねぇ Aは幸せだった？」
『我妻くん?? 』
「A 話があるんだ」
俺はその場で 鬼殺隊のこと 鬼のこと
そしてAはその鬼殺隊の1人だったこと 俺たちが今でも鬼殺隊をしていることをゆっくりと話した
突然話したんだ 混乱するのは決まってる何も言わずにずっと俺の目を見つめ続ける まるで吸い込まれそうな眼力だった
『だからみんな 私を見た時驚いてたの？』
「……うん 」
『でも…だからって今の私にできることは無いよ』
少しずつでいいか思い出して欲しいという気持ち
鬼殺隊に戻って欲しいと願うことを伝えると Aは
困った顔をした
『なんでそこまで必死に?? 』
「鬼殺隊の為……ごめん嘘 Aに俺の事思い出して欲しいだけかも」
もしかして我妻くんって私の……
その問に静かに頷くと Aは一筋だけキラキラと光る何かを流した
「A？」
『ごめん…… ごめんね 』
ただ謝るだけのAを目の前に何も出来ず俺とA立ち尽くすしかなかった
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ちか(プロフ) - 紅葉さん» うわぁぁ!! すみませんこれは完全に私の変換ミスでした(><) 直ぐ直します!! ミスがあるのにそう言っていただける事嬉しく思います(TT) 有難うございます！ (2020年5月2日 21時) (
レス) id: e1a1972241 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - ちょくちょく出てくる「悲鳴さん」とは、もしかして「悲鳴嶼さん」のことなんでしょうか？ ハラハラしながら一気に読んでしまいました！ 続き読んできます！ (2020年5月2日 12時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - うわあああ記憶もどってよかったあああ泣ちょいちょい涙が出そうになります。。素敵なお話すぎて、、私の唯一の楽しみです！！ (2020年3月2日 11時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - ゆうさん» ここ最近更新できなくてすみません(><) 待ってるって言ってもらえて嬉しいです!! (2020年2月23日 23時) (レス) id: e1a1972241 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - わわわまってましたああ (2020年2月16日 22時) (レス) id: 9e2e290c18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちか | 作成日時：2020年2月4日 17時
