【BL短編集】収集癖 (ページ3)

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混乱しているぶるーくに近づいて、なるべく優しく話しかける

kn｢ごめん、知ってたんだ
それで、ぶるーくに死んで欲しくなくて｣

br｢うん、うん...そっかぁ...｣

ぶるーくの声は今にも泣きそうなもので、でも優しい声だった

br｢あのね、きんさん、僕のこと好き？｣

kn｢うん、優しいぶるーくも笑顔のぶるーくも、もちろん今みたいな心が弱いぶるーくも好きだよ｣

br｢ほんとぉ？じゃあ、付き合ってって言っても許してくれる？｣

kn｢もちろんだよ...ぶるーく｣

彼の目を真剣に見て、もう一度口を開く
まだ願望が消えたわけじゃないのは分かってた

kn｢俺、頑張ってぶるーくが生きる理由探すから
それまでこっちにいてね、俺の隣にいて欲しいんだ｣

br｢あはは、きんさんって意外と天然なの？
生きる理由なら、もう目の前にあるじゃんか｣

背中に両手を回されてぎこちなく引き寄せられる
彼の体は正直細すぎると思ったけど、確かにそのからだはまだ暖かかった