嫌よ嫌よもきらいの内 ＿zm ページ27
※軍パロ
※キャラ崩壊？
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「ヨォ！また柄じゃないくせに書類やっとん？ホンマ アホみたいに真面目やな！アホ真面目かよ！ナアA〜、一緒にタイマンしようぜ〜〜？？」
ダクトから飛び出してあいつをからかう。一瞬肩を跳ね上げて いつものことのように俺をスルーした。まあ、いつものことやけどな。
無視されたのが気に食わんくてイラついて Aの書いている文字がブレるように勢いよく肩を組み、頬を摘まむ。
『あっ、……』
計画通り。ペン先がインクを出しながらズレたようで、手の中のペンがミミズのようなガタガタの線を書いた。
『……ゾム。これ大事な書類やったんやけど。いつもみたいに ミスっても替えが効くもんやないんやけど。』
睨みを効かせ、俺を見るA。俺のせいでそうなってる。そう思えば Aのこわ〜い顔やって面白くってたまらんくって 笑いが喉から飛び出した。
だって、俺を無視するAが悪いんやもんな？
「くふ、くふふふ、カハハハハ！！！」
『…何ワロてんねん。なんもおもろないし こうなったのもゾムのせいやで。』
光の無い、真っ黒々のめんたまが俺を捉えた。
その一瞬… たった一瞬だけ、ゾクゾクとした何かが俺の背中を走り抜ける。
言葉が喉に引っ掛かって ヒクヒクと音を鳴らす。絞り出した声はいつも通りで どこか安心したのが分かった。
「ッ、俺、俺はなんも悪ないし？Aが俺のこと無視するんが悪いんやし？ 最近A 誰ともタイマンしとらんから どうせ体鈍っとるやろ？ ホラ、やから…」
こいつの腕を引っ張って 書類から引き剥がそうとした。
大先生は相手にもならへんし、シャオロンもコネシマも だあれも俺のことを構ってくれへんから せめてこいつだけでも… と思ってたんけど。
バチン！と 勢いよく手を払われる。
『なあゾム。もう 私と話さんくてええよ』
…とても、恐ろしい顔と声色をしていた。いつも訓練や戦場で見る こいつの顔とは違う。いつも内ゲバで聞く こいつの声とは違う。
何か別のものがこいつに取り憑いて 何かが操っているような… もう、もはや こいつは俺の知るAではない。もう、別人やった。
「ッ！？ ッあ"、がアっ！？」
いきなり胸ぐらを掴まれて 歩くAと一緒にドアまで引きずられ 外に放り出された。
『な、ゾム。…私、ずーっと我慢してたんよ。やけどなあ… もう無理っぽいわ。じゃ、サヨナラ！」
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まる麺 - タイトル回収が天才すぎです、！面白かったです！ (7月19日 14時) (
レス) @page49 id: 81fa0833c9 (このIDを非表示/違反報告)
戦慄(プロフ) - わあああ…すっごいすきです…どのお話もとっても素敵です…！ (2023年1月3日 12時) (レス) id: e831999098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さき。 | 作成日時：2022年8月23日 9時
