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駆け足で俺の個人部屋に急ぐ。別に急ぐ理由もありはしないが、思いついたその素晴らしい方法を 早く試したいが為に走っていた。
部屋の扉を開ける。奥の戸棚、一番上の左には 鋭い針がカバーで隠された 液体の入っている何本もの注射器。戸棚に近付いて戸を開き 手に取ると 中の液体がゆっくりと揺れる。
これからこの注射器の中身の効能を あの子で試す。誰にも使ったことのない 自作の新品。若干香る甘くて危ない匂いに 頭がくらりとした。
「……ふふ、」
「ただいま！いい子にしとった？」
『…』
返事が帰ってくることのないその子に、意味もなく話しかける。ウキウキしていて ワクワクが止まらない。早く、早く刺したいわぁ。
でも牢屋の外からでは届かない。鎖を外して、牢屋の中で刺すしかない。軽い足取りで牢屋の鍵を外し 中に入ってまたかける。
「今から鎖も外すけど、抵抗したり 逃げようとしたらあかんで？さすがに分かっとるとは思うけどな！ナァ？」
『…！…！！』
少し圧をかけながら話せば、びくりと怯えてコクコクと頷く彼女は本当に可愛らしい。
もう彼女はこちらの手に取られて、助けが来ないことを理解しているらしい。情報を話そうとしても、喉が焼かれているから喋れないだけであって。
鎖を外すと へなへなとこちらに倒れ込んでくる。ああ無防備で可愛い。そのままぐちゃぐちゃに犯してやりたい気分でもあったが、それはまた今度。
「はーい、ちょこーっとチクッてするでー？大丈夫や。Aちゃんなら耐えられるめう！すぐ終わるで！」
上腕部に用意しといた消毒シートを塗り、注射器の準備をする。薄っぺらい地下室の明かりに照らされて、針が鈍く光った。
いやいやと首を横に振るAちゃんを無視してプスッと針を二の腕に刺し、液体を中に流し込む。
『ッあ"、ぁ"あ"う"！？ヒ、ぁ、ハ、ッ、ぅあ"！？』
「うんうん痛いな、でもすぐに気持ちよくなれると思うめう〜」
全部流し終わっていないのに、すぐにジタバタと暴れだした。呼吸が激しくなり、声になっていない声を荒げる。俺から逃げようと足をバタつかせている。あーあ、抵抗になっとらんなぁ。かわええ。
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まる麺 - タイトル回収が天才すぎです、！面白かったです！ (7月19日 14時) (
レス) @page49 id: 81fa0833c9 (このIDを非表示/違反報告)
戦慄(プロフ) - わあああ…すっごいすきです…どのお話もとっても素敵です…！ (2023年1月3日 12時) (レス) id: e831999098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さき。 | 作成日時：2022年8月23日 9時
