犯行マーダー ＿瑞季 ※※※ ~ ページ29
※タイトルから読み取れる通りです。Aと瑞季がやらかしてしまいます。
※共犯スペクタルの続きです
※流血、ぐろ表現、嘔吐注意
※キャライメージダウンの可能性
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刹那、なにかが弾けたような音が頭中に響いた。頭が真っ白になって、私、は。
『ハ、ッ、…ハ、あ…、ァ… え…？』
手にべったりとついている 生ぬるくて赤黒い色。見開いて私を見るあいつの目。後ろの人影。
さっきまで怒鳴り声がうるさくて仕方なかったはずなのに、途端に静かになって 動悸が止まらなかった。
錆びた鋏とそれを握る手にこびりついた まだ温度を感じる 赤黒い 血。倒れるあいつ。なにも聞こえなくなった 部屋。
…血？
鋏を両手でぎゅうっと強く握りしめて、カタカタひどく震えたまま2歩後ろに下がった。
『え、ア、アァ… ？ そ、んな、そんな… あ、ハ、…？』
そいつが倒れて、床に血だまりを作り始めた途端、一気に周りが寒くなって、明るいはずの外が暗くなって、たくさんの誰かに見られているような気がして、あいつの残り香と 鋏の錆びた匂いが 気持ち悪くて、
『…ウ"、ァ"… ひゅ、ハ、ごめ、なさ、ごめ、なさい、わたし、わた、し、なんで、あ、ヒ、ヒィ、ァ… ア"、ぉ"え！』
血塗れた鋏をぱたりと落として、重圧と吐き気に耐えられないまま その場にびちゃびちゃと胃液を吐き出した。
なにも入っていなかった胃はからっぽで、胃酸に喉を焼かれる。血を自分の嘔吐物で上書きされ、混乱と臭いで頭は働かない。
私、わたし、どうしたら、なんで、こんなはずじゃ、あ、あぁ、ァ、ハ……
「A」
『…！？』
突然、ゆらりと揺れた後ろの人影。隙間から聞こえてきた声には聞き覚えしかなかった。
『…そ、んな、みずき、』
いつも明るく変わらないはずの シャイニーピンクの髪の毛が いつもより暗がりに当たっている。目を細めてにんまり笑う瑞季。その両手には 包丁が握られていて、瑞季自慢の服が 血に汚れている。
「…A、ボク 言ったでしょ。Aが 本当に殺したいくらい誰かのことが嫌いだったら、」
「ボクはいつでも、Aに手を貸す、って！」
『ッ！！』
倒れたあいつの目にめがけ、瑞季は包丁を振り下ろす。刺した部分から 血がぴゅっと飛び出て、瑞季の足にかかる。
「…ふふ、A、怖い？」
『…ぁ、』
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さき(プロフ) - ふみふゆさん» 迷惑だなんて、とんでもない！とっても嬉しいです！ありがとうございます…！！ (2月6日 19時) (
レス) id: bc9aead4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ふみふゆ(プロフ) - 迷惑だったらすみません、雰囲気とか話し方とか、全然壊れてなくて好きです…… (2月6日 18時) (レス) @page12 id: aed784c8de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さき。 | 作成日時：2023年9月12日 23時
