わたしだけの ＿奏※ ページ13
※強めの希死念慮、自分の頚絞め表現、とにかく色々注意
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奏が私の全部を包んでくれるから、私は奏が大好きだった。
いつだって奏は私の味方で、優しく声をかけてくれて、こんな私を見てくれて、支えてくれて、奏は、奏は私の希望だった。
胸がギュッってなるくらい奏が大好きで、私にとっての希望で、愛で、光で、女神さまで、私だけの、私だけの、
私だけだったハズなのに。でも、きっと私より前だった。
変わらない愛と言葉で 奏は私のことを包んでくれる。大好きだよって言ってくれて、細い腕で抱き締めてくれる。奏の中の私は きっと変わっていないんだ。
泣きそうになった。私には奏が絶対必要で、何をするにも奏がいなきゃ不安で、心配で、死にたくなって、そんな私の姿が奏の中には刻まれてるんだ。
私知っちゃったから、前の私には戻れない。奏の中の私にはもうなれないの。奏の中の私と、奏の前にいる私じゃ、全然違うの。
奏に嘘なんてつけなかったのに、嘘がつけるようになって、心が痛まなかった。
奏の中の私だったら、死んじゃうくらい痛くなるんだろうな。
毎夜毎夜 25時に開かれる サークルの扉をこっそり眺めては、密かに嫉妬を積み上げていった。嫌になった。私だけだった女神さまが、皆に知られちゃった。
奏がこっそり サークルで活動しているから、私はこっそり 布団の中でしくしくと泣くことにした。
奏が毎夜毎夜サークルにいる内に、私は毎夜毎夜枕の端っこを濡らすのだ。その度に 背中がひどく冷たくて、女神さまなんかじゃアない、とてつもなく変な妖怪に、ぺっとりと引っ付かれている気がした。
今まで奏に包みこまれていたハズなのに、奏に傷をつけられていたような気がして、ただ嫌になった。独りだった。
嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、嫌になって、
その度に 自分で頚を絞めた。
信じてたハズの女神さまに背いた罰なのか、頚を絞めても頚を絞めてもどんどん嫌になった。
死にたい、死にたい、死にたい、死にたい、死にたい、死ねない、死ねない、死ねない死ねない死ねない…
アァ嫌だ、こんな、こんな私なんて。
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さき(プロフ) - ふみふゆさん» 迷惑だなんて、とんでもない！とっても嬉しいです！ありがとうございます…！！ (2月6日 19時) (
レス) id: bc9aead4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ふみふゆ(プロフ) - 迷惑だったらすみません、雰囲気とか話し方とか、全然壊れてなくて好きです…… (2月6日 18時) (レス) @page12 id: aed784c8de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さき。 | 作成日時：2023年9月12日 23時
