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𝙵𝚒𝚕𝚎.𝟸𝟿 ページ30
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それから私は何事もなく帰宅した。
アパートの一室にてぼすりとベッドに体を埋めれば、どっと緊張やら何やらの感情が溢れ出た。
今日もいっぱい色んなことがあったなぁ……
ベッドに仰向けになって、ボーッと天井の黄ばんだシミを眺める。ぽつりぽつりと今日の出来事を振り返っていると、ふと園子ちゃんの言葉が頭に蘇った。
"来月、予定がなかったら一緒に行きましょ〜!"
あぁそうだ、トロピカルランド。
ふと数刻前の出来事を思い出してヨイショと体を起こした。机の引き出しからスケジュール帳を確認すれば、1ヶ月後はポアロ以外に特にこれといった予定は入っていない。いい大人が高校生に混じって遊園地に……と哀しい感情が出かかったけど、ぐっと我慢した。それに特別なショーが見れるのだ。なかなかない機会だし思う存分楽しもう。
ということで、私はトロピカルランドに行けることになったわけで。今日はもう遅いし、園子ちゃんたちには明日連絡しておこうと思って頭から布団を被った。
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作者名:匿名希望 | 作成日時:2023年7月29日 16時