何故1 ページ3
「今日もいい天気だね。お姉ちゃん」
散歩をしながら妹のカーニーが私に話しかけてきた。
「そうだねぇ」
今日は昨日よりも少し暖かいしいい天気が重なり合ってベストマッチしている(?)
こんな日には日向ぼっこも悪くないがだろう
「カーニー日向ぼっこしない?」
「じゃああそこでしようよ」
カーニーが指を指したところは既に誰かが座っていた。
「あちゃー...誰か座ってるねぇ」
日向ぼっこを諦めて帰ろうとした時、
「あぁ?テメェこの前のやつじゃねぇかぁ?」
芝生に座っていた子に絡んでいる不良が現れた。
「この前の落とし前はキッチリつけさせてもらうぜぇ!!」
ヤバいと思った瞬間、頭よりも体が先に動いていた。
不良の頭に蹴りを入れていた。
普通の人の蹴りならともかく私は鬼だ。鬼は人間よりも遥かに力が強い。
鬼からの蹴りは大分痛いはずだ。
「大丈夫!?」
不良に蹴りを入れたすぐ後、絡まれていた子の安否を確認する。
何か怪我してたら心配だからね。
「...こいい」
「? ...どうしたの?」
絡まれていた子は次の瞬間目を輝かせて
「かっこいいっぺや!!」
と言った。
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作者名:偽物じゃないもどき | 作成日時:2023年12月25日 8時