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153日目 ページ9

ななもりSide

目の前でAが刺された。

バタッと倒れたA。

道はたちまち血の海へと化する。

頭が真っ白になったのは俺だけじゃないはずだ。

ジェルくんが瞬時にAのお腹を抑える。

ジェル「止まってや!血、止まってや!」

莉犬「ジェルくん!」

さとみ「ジェル…」

るぅと「きゅ、救急車呼びました!」


いつの間にか男はいなくなっていた。


救急車はすぐに来た。

そしてそのままAを乗せて病院へ。

付添人は俺。


病院へついたらすぐに手術が始まった。

出血量が多くて危険な状態らしい。←デジャヴ

そしてすぐにみんなも合流。

ころん「Aは…?」

ななもり「手術が始まったとこ。」


ジェル「俺が逃げれんかったから…!俺のせいで…!」

どんどんネガティブになってくジェルくん。

ななもり「ジェルくんのせいじゃないでしょ?」

俺はトンとジェルくんの肩に手を置いた。


ななもり「ジェルくん、俺に言ったでしょ?「もりさんのせいじゃないですよ」って。」

さとみ「そ。おまえが悪いってわけじゃないんだしさ。」

ころん「ジェルくんが落ち込んでると、僕まで気分下がるよ。」

るぅと「まずは、Aの無事を願いましょ?」

莉犬「Aがいなくても大丈夫なくらい俺たちは強くなるって、前に決めたじゃん。」


ジェル「みんな…あんがとな。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

それから約3時間後、Aの手術は終わった。

また前みたいに白いベッドに埋もれるようにして眠っているA。

医者「今は麻酔で眠っていますが、明日になったら目を覚ますと思います。ですが…」

ななもり「ですが…?」

お医者さんは言いにくそうに口を開いた。

医者「倒れたときに頭を強く打ち付けていて…記憶障害を引き起こしている可能性があります。」

さとみ「記憶、障害…?」

ジェル「ウソやぁ…」

莉犬「Aッ!」

ころん「やだよぉ…!」

るぅと「ウソ…ですよね…?」

頭が真っ白になった。

Aが俺たちのことを覚えてなかったら、俺たちはどうなるの?

多分、狂っちゃうだろうね。

大好きな人に自分のことを忘れられる辛さなんて、想像すらできないよ。

医者「いや、まだなると決まったわけではないので…目を覚ますのを待つしかないですが…」

お医者さんのそんな言葉すら俺の耳には届かなかった。





A、君はまた、俺たちの側から離れていっちゃうの?

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しづくん - いつでも、作者さんの気が向いたときに更新してください。ずっと待ってます‼! (6月15日 22時) (レス) id: 2018403e99 (このIDを非表示/違反報告)
しづくん - このおはなしすきでーす がんばってくださーい ((幼稚園児かよww (6月15日 22時) (レス) id: 2018403e99 (このIDを非表示/違反報告)
ひぬちャんin犬小屋(プロフ) - とっても面白いお話なのでできればでいいのですが更新していただきたいです・・・!ずっと待ってます! (2022年6月5日 15時) (レス) @page47 id: ebfbfb35ac (このIDを非表示/違反報告)
みおん - 更新頑張ってください!!!応援してます (2022年2月20日 14時) (レス) id: 2018403e99 (このIDを非表示/違反報告)
みおん - 作者様、リクエストありがとうございますm(_ _)m (2022年2月20日 14時) (レス) @page47 id: 2018403e99 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:プラス. | 作成日時:2020年9月22日 22時

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