186日目 ページ46
Aside
ななもり「うわぁ、Aすごいよっ!ここが俺たちの事務所!?」
今日、あたしはななと一緒に新しいオフィスの内見に来ていた。
A「使えるようになるのはもうちょい先だけど、随分と部屋っぽくなってきたね。」
ななもり「みんなに見せるのが楽しみだね。」
ふにゃっと笑うななに、A、久しぶりに癒やされてます。
ななもり「そうだ!ここでみんなでかくれんぼしたら絶対面白いよ!」
キラキラした顔をこちらに向けてくるなな。
A「そう、かもね。」
私はここでみんながワイワイ隠れたり探したりしている姿を思い浮かべてニッコリ笑う。
うん、楽しそう。
A「ここにあのカラフルBOXを置いて、こっちには緑を置いたらキレイじゃない?」
何もない空間をただ走りながら想像をふくらませる。
A「ここではきっとるぅとが集中して作曲できるよ。」
A「ここはさとジェルが夜景を見ながらお酒を飲めるね。」
A「ここは莉犬が自分の好きなタイミングで歌をとれるよ。」
A「ここではころんが座ったままお菓子くれーって叫んでくるな。」
A「そして、ここではなながとーっても大事なお話をする。」
それぞれがのびのびとできる空間。
スタッフさんたちも自由に使える空間。
A「なな!ここはどーする?」
バッとななの方を振り返ると、ベンチに座ったなながニコニコとこっちを見ていた。
A「なに?ニヤニヤしちゃって、気持ち悪い。」←ツンデレ
ななもり「A、楽しそうだね。」
そう言われて初めて自分がはしゃいでいたことに気づいた。
A「あ、お恥ずかしい…」
すすっとななのもとに戻る。
ななの目の前に腰を下ろす。
ななもり「メンバーがそれぞれ、のびのびとできる空間。」
遠くを見つめたななが喋りだす。
ななもり「スタッフさんたちが自由に作業できる空間。」
視線を彷徨わせているのはきっと、誰がどこでなにをするのか想像しているのだろう。
ななもり「みんなが、楽しくできるオフィスにしようね、A。」
私はななを見てニッコリ笑った。
A「はい、しゃちょ。」
ななもり「それから、」
ななは私の頬を片手で触れた。
ななもり「Aがもう、無理できないくらい楽しい場所にしよう。」
心がとても、あたたかくなった。
私、いい社長に拾われたなぁ。
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しづくん - いつでも、作者さんの気が向いたときに更新してください。ずっと待ってます‼! (6月15日 22時) (レス) id: 2018403e99 (このIDを非表示/違反報告)
しづくん - このおはなしすきでーす がんばってくださーい ((幼稚園児かよww (6月15日 22時) (レス) id: 2018403e99 (このIDを非表示/違反報告)
ひぬちャんin犬小屋(プロフ) - とっても面白いお話なのでできればでいいのですが更新していただきたいです・・・!ずっと待ってます! (2022年6月5日 15時) (レス) @page47 id: ebfbfb35ac (このIDを非表示/違反報告)
みおん - 更新頑張ってください!!!応援してます (2022年2月20日 14時) (レス) id: 2018403e99 (このIDを非表示/違反報告)
みおん - 作者様、リクエストありがとうございますm(_ _)m (2022年2月20日 14時) (レス) @page47 id: 2018403e99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プラス. | 作成日時:2020年9月22日 22時