検索窓
今日:23 hit、昨日:1 hit、合計:31,149 hit

phrase15 ページ17

「【Trickstar】の皆さん、で合ってるかしら...」


 突如現れた少女。

 水色の髪を右上にサイドテール、緑色の瞳はきれいだが、その瞳には何も映していない。

 夢ノ咲学院アイドル科の制服を身に纏っている。

 少々警戒しながらも、彼女の問いかけに頷く4人。


「そう...少し、あなたたちに用があるのだけれど」

「かまいませんが...あなたは...?」


 北斗が口を開いた。


「ここ、女の子なんていたっけ?」

「う〜ん...聞いたことないと思うよ?」


 次にスバルと真。

 放送部である真にも、少女のことは知らないそうだ。


「......覚えてないのね」


 少女はポツリと呟いた。


「私は『プロデュース科』の生徒なの。決して部外者ではないから、安心して」

「『プロデュース科』?」


 聞き覚えがないのか、聞き覚えがあるのか、真緒は不思議そうに言葉を発した。


「私は、あなたたちが中学3年生の時に、この学院に入学したの。もちろん『プロデュース科』にね」


 ということは、彼女は3年生。

 よく見ると、彼女のネクタイの色は緑色だ。

 この学院では、学年別にネクタイの色が異なっているため、すぐに区別ができる。

 3年生は緑色、2年生は青色、1年生は赤色。


「一応、あなたたちとは会ったことがあるのだけれど...。あなたたちはまだ結成したばかりのユニットだものね。知らないのも無理はないわ。

 『プロデュース科』を簡単に説明すると、あなたたち『アイドル科』の生徒の実力を図り、磨き、一流のアイドルへと成長させること...

 他には、ライブのための歌、踊り、曲作り、舞台なども、私がプロデューサーとして担うことになるわ」


 彼女の説明に感嘆な声を漏らす真。


「そろそろ、本題に入りましょう」


 彼女は ふぅ... と短く息を吐き、本題へ移る。

phrase16→←phrase14



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
22人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- この作品の続編ですが、最新作はオリジナルフラグが外れておりません。違反行為ですのでちゃんと外して下さいね (2018年8月9日 18時) (レス) id: 93bb7a0f46 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白銀桜夢 | 作成日時:2017年10月29日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。