雫色の髪1,2,3黒子ver ページ5
??<失礼しまーす
女の子の声。
この時間帯には珍しいお客さん。
隣のクラスの…委員長さん?
??<さっさと、私も本借りて部活行かないとなぁ…
独り言を言ってることから察するに
僕には気づいてない。
まぁそれはいつものことで。
忙しそうなので僕も他人事ではないし
用件を聞いてみる。
「何かお探しですか?」
??<うわぁあぁあ?!
突然の大きな声。
声が大きいのは…羨ましい。
どうやら社会科の宿題の史料を
集めているよう。
今日出されて提出期限もまだなのに。
真面目な方?
僕がバーコードをあてていると…
??<綺麗…
目線から…僕のこと?
正直何が?という感じで。
むしろ僕の方が綺麗と思った。
彼女の黒くバッサリとしたショートの髪に
天使のリングが見えて。
きっとさらさらなんだろう。
触ってみたいと思ったが明らかに変態行為
なのでやめておいた。
彼女の名前は紺野Aさん。
初めてお会いするのであまり頻繁には
来なさそう。
明るくて…けれど同い年と分かるまでは敬語で
話していたので礼儀正しい方なのだろう。
また来てくれると良いな
などと柄にもないことを考えて
彼女を送り届け
僕も部活の準備をした。
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作者名:こたつむり | 作成日時:2020年1月7日 22時