年に一夜の恋模様 2【歌い手】

おわり ページ21

むかしむかし、ある所に、

4人の王子と、

それはとても優しい王女がいました。


自身は気づいていませんでしたが、

お互いに好きあっていました。


しかし、

誰もその本心を口にすることはなく

前進も後退もしない、

そんな関係が続いていました。


彼らはそれぞれ、国の跡取り。

早く婚約者を見つけなければならないのに

なかなか進展しない彼らに

嫌気がさしたのでしょうか。


王女の父親は、彼らと会うことを

禁じてしまいました。


それをなんとかしようとする5人。

しかし、それは全て失敗に終わり、

王女は心を少しずつ閉ざしてしまいます。


そしてついに、王女は、

自分から、死んでしまいました。


それを見た彼らは、

また、再会を願いましたとさ。


おしまい。

輪廻→←僕は、

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す