92 ぶりっこ ページ42
打ち合わせの日。
ちゃんと宣言通り(?)15分前に着いた。偉い。
中に入ると、まふさんの他にもう2人。
お、まさかなるせくんとそらるさん……？
……と思っていたのだが。
「あれ、マツリ今日は早いんやね？おはよ。」
「もうおはようって時間やないけどな」
「えぇ？あれぇ、坂田知らへんのぉ？
業界ではいつの時間も”おはよう”言うんやでぇ？」
「はぁ?!知っとるし、うっさいわぁホンマにこいつ」
この2人が早いの珍しいなぁ。
センラさんはともかく坂田さん。
いっつも私より遅いのに。
「マツリさん、ちゃんといつもより早く来てくれたんだ！優しい！」
「へへ、そうです？
……あ、でも。坂田さんとセンラさんも早いですよね、意外。」
「なんか2人で朝になるまでゲームしてたんだって。珍しいね。今もプロレスしてるし。」
「実際見ると面白いですね」
*
それから、続々と人が集まってきた。
名前と顔が一致するようになって、会話もスムーズだ。
……まぁ、一応。
そう思って、なるせくんの所へ行く。
「すみません、なるせくん、テストいいですか？？」
「……うん、いいよ。じゃあ右からね」
「えーと、右から。
…まふさん、そらるさん、
志麻さん、うらたさん、
あらきさんにun:cさん、めいちゃん……さん、
Eveさん、Souさん、
luzさん、天月さん、智久さん、
で、センラさん、坂田さん、
で隣にいるのがなるせくん！」
「……うん、全問正解。
覚えるの早いね、すごい」
「よし！ありがとうございます、なるせくん！」
「……いーえ。」
やはり、1度覚えてしまえばまた覚えるの早いな。ラッキー。
*
「……やっぱマツリさん、本当は結構記憶あるよなぁ。自覚あるか知らないけど」
「え？なるせごめん、なんか言った？聞いとらんかったわ」
「あ、独り言です」
「あらら、そぉか」
「センラさんって結構ぶりっ子……ッスよね」
「は？何言うてんねん、ぶっ飛ばすぞ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1140人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Silvermoon(プロフ) - うんうん、ストーリーにどんどん引き込まれて行く感覚…良い作品ですね。
(*^_^*) (2020年6月14日 10時) (携帯から) (
レス) id: 5e24cae7de (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - イチゴいちさん» 本当ですか！ありがとうございます、とっても励みになります！これからもよければぜひ宜しくお願いします！！ (2020年5月22日 21時) (レス) id: 50565df300 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - Silvia Silvermoonさん» すみませんありがとうございます、直させていただきましたド忘れしてましたすみません！ (2020年5月22日 21時) (レス) id: 50565df300 (このIDを非表示/違反報告)
Silvia Silvermoon(プロフ) - あ、続編に移行されたんですね、おめでとうございます。1つ質問…名字…前には任意で変えられましたが今回は固定なんですね＾＾;;; (2020年5月22日 13時) (レス) id: 2333e0e3ce (このIDを非表示/違反報告)
イチゴいち - 続編おめでとうございます！なんと…初コメなんですが。しゃけさんのシリーズいつも楽しく読ませて頂いてます。更新頑張って下さい(｀・∀・´) (2020年5月20日 17時) (レス) id: 86b9e23d57 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゃけ | 作成日時：2020年5月20日 4時
