22 〜牛島若利 ページ23
牛島サイド
今日もまた気づけば同じ部活の部員を置いてきてしまったようだ
まあ、後ろのどこかには居る
毎日同じ道をランニングしていると見慣れた人やものが多くなる
前を歩いている女子もまた然りだ
くせ毛なのかふわふわした長い髪の毛が特徴的で覚えてる
たまに見かけるのはマンションに入っていく後ろ姿だけ
大体は金髪の髪の短い女子と一緒にいるが今日は1人のようでアイスを持ちながら帰っているのが見えた
追い越そうと後ろから近ずいて行くと前から子供が走ってきた子供は友達と話していてぶつかりそうなのに気づかない
ギリギリで子供とぶつかりそうなのに気づいたのか咄嗟に避けたようだが足がもつれて後ろに倒れそうになる
『うわっ』
咄嗟に体が動いて後ろから左手を腹へまわし支えた
戸惑ったように『え』と聞こえた
その後すぐに状況が理解出来たのか謝ろうと振り返ったがジャージを見て固まった
その時初めて顔を見た
咄嗟に支えはしたが足をひねったりしてないだろうかと思い無事かと聞いた
するとバッと効果音が着くように俺から離れ謝られた
『ジャ、ジャージ脱いでください!洗います!明日もここ通りますか?!』
明日どころか毎日走っているがこの女子は知らないのだろう確かに俺が一方的に何回か見かけただけだ
「通るが…本当に洗って貰っていいのか」と聞くと再度謝られ明日この時間にここで待っていると言われ了承した
その後助けたことにお礼を言われた
咄嗟に手が出てしまっただけだがと思ったが俺は返事をしてその場をさった
翌日昨日の場所へ行くとすでに女子が待っていた
俺は部活でこの場所をランニングしているので正確な時間に来れてはいなかったかもしれないと思い遅れたかと聞くと自分が早く来すぎたと言われ謝罪をしながらジャージが入っているであろう袋を渡された
728人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朱音(プロフ) - 転生系のお話なんどか読んだことがあったのですが、このお話がダントツで面白くて一気に読んでしまうぐらい大好きになりました!!!自分のペースで頑張ってくださいね。応援しています!! (2020年11月27日 3時) (レス) id: 3e330fcded (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 推しは宮ツインズです!これからも無理せず頑張ってください! (2020年11月26日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あんり | 作成日時:2020年11月18日 22時