いつでも商売は忘れないよ ページ35
今日も朝一で外での仕事が入っていたのでそれを終わらせて学園へ戻ることにする。
新薬の開発の為に材料の契約に行っていたのだがいつもお世話になっているからと思ったより安くしてもらえて良かった。
ふとスマホを見るとクロウリーからメールが来ていたので開く。
『グレート・セブンのハートの女王の石像が黒焦げになってしまったので修復お願いしますね。出来れば無償でやって頂けると有難いのですが…あ、やって頂ける！ありがとうございます！いやー実に優秀な生徒を持てて嬉しいです！それではよろしくお願いしますね。』
いや何があったんだ。まあなんとなく想像はできるが。
1人で俺が無償でやることを決めたクロウリーに苛立ちを覚えながら今日は魔法を使うことも少なかったし石像1つ直すくらいは余裕だろうと考え学園に戻る。
石像の修復を終え小腹が空いたので食堂でなにか適当に食べようと食堂へ向かう。
｢ぎええええええええ！！｣
｢ふな゛あああ！！！！？？？？｣
｢は？｣
食堂へ入った瞬間人がシャンデリアに向かって飛んで行った。
咄嗟に飛んで行ったやつに防御魔法をかけて怪我はしなかったようだが見事にシャンデリアは壊れた。
飛んで行ったやつと下にいたやつらが言い合いになっているのを見てとりあえず近くに行こうとするとちょうどクロウリーも来た。
｢まぁたお前か…｣
｢知れたら…何ですって？｣
｢ひぇ！あ、悪魔なんだゾ…｣
｢あ………学園長…………と入学式でこいつ捕まえてたおっかねぇやつ。｣
｢おいおい、酷い言われようだな。怪我しないように防御魔法貼ってやったり、石像直してやったんだぞ？｣
そういえばあんな吹っ飛んだのに体痛くねぇ！と赤髪の子が言う。グリムは元々目を回してたのかまた気絶した。
｢石像に傷をつけただけでは飽き足らずシャンデリアまで破壊するなんて！もう許せません全員即刻退学です！｣
クロウリーがそう言うと青髪の子が退学の代わりに何でもしますという。そして今度は赤髪の子が口を開いた。
｢さっきそこの人が石像直したって言ってたじゃん。それみたいに直せねーの？｣
｢直せないこともないけどこれを直すとなると流石に無償では出来ないぞ。
後輩からの頼みとして割引してやったとしても1億マドルはするかな。｣
｢1億マドル…！？｣
まぁ請求するとしたらクロウリーにするけどな、と心で呟いておく。
あの狸許したわけじゃないからな…？(暗黒微笑)←→←幸せにするために
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1508人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
