幸せにするために ページ34
｢ああ、それがいいですね！その間に貴方が元いた場所に帰れる方法を座来るのです。あ〜なんて優しいんでしょう、私。教育者の鑑ですね。｣
本当にどの口が言うんだ。
それからオンボロ寮に着くとユウは顔を引き攣らせた。
クロウリーは調べ物に戻るとさっさと居なくなったがこの時間はクロウリーはワインでも飲んでいる時間だ。本当に調べ物に戻るのかは怪しいところだ。
出来ることなら全部を修復してやりたいがひとつの寮を1人で修復するのは流石に疲れるし魔力も足りない。
ということでユウが暮らす部屋と談話室だけ完璧に直しておいた。
ユウが魔法だ…！とキラキラした目で見てきたので聞いてみるとどうやらユウの世界には魔法がないらしい。
魔法が無いならどうやって生活してるんだと聞けば科学が発展しているらしく科学の力で照明や調理道具などを作っているらしくとても興味深かった。
｢少し長話しちゃったな。楽しかった、今度は俺の寮にでも来てくれよ。それじゃあ良い夢を。｣
｢はい、おやすみなさい。｣
外を見ると雨が降っていた。
雨避けにバリア状の防御魔法を貼ってオンボロ寮を離れてスカラビアへと戻る。
オンボロ寮に近づく小さな影に今回だけ特別だぞと言わんばかりに気付かないふりをして…
｢A。帰ってきたのか。ずっとあの迷い込んできたやつと一緒に居たのか？｣
帰ってくると料理を持ったジャミルが居た。
何個か料理を俺も持ちながら談話室へと向かう。
｢ああ、彼はとりあえずあのオンボロ寮に住むことになった。どうやらここのことを全然知らないみたいだから気にかけてやらないとな。｣
ジャミルはそうか、と興味無さげに呟いて談話室で今日は新入生歓迎の宴だ！！と他の寮生と踊っているカリムの元へと行く。
ジャミルは最近疲れている。その理由は分かっているのに取り除けない自分に腹が立つ。
俺とスキンシップをとっている時は多少穏やかになるので出来るだけジャミルにくっつくようにしているがいつまで持つだろうか。
俺はジャミル含め可愛い後輩たちを全員幸せにしてあげたいだなんて思う強欲の塊なんだ。
そんなことは簡単に出来ないと知っておきながら…
｢ジャミル、どんな欲望でも、本来はお前が言ってはいけないものでも俺に好きなだけ吐き出してくれな。それを叶えるために俺は命だって惜しまず全力を尽くすから。｣
｢…ああ。でも命は惜しんでくれ。A無しでは俺の幸せは実現されないからな。｣
いつでも商売は忘れないよ→←かっこつけて滑るとかくそ恥ずかしいよな
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レインコート - はっ､､､！超天ちゃん！？ (10月15日 15時) (
レス) @page26 id: 743bb0d751 (このIDを非表示/違反報告)
珂穏(プロフ) - 退会してしまわれたのでしょうか？さっき一気読みしてとても楽しく読ませて頂いていたので悲しいです。またいつか会えることを願っています (2021年8月29日 0時) (レス) id: 011a9201d8 (このIDを非表示/違反報告)
ガスマスク（マリー） - まじあたしもジャミル全肯定botなった（笑） (2020年7月11日 21時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
@ペストマスク(元蓮華籠)(プロフ) - セドナさん» あ、ほんまや…ご指摘ありがとうございます！直してきます！ (2020年7月1日 22時) (レス) id: 505d1a73bb (このIDを非表示/違反報告)
セドナ(プロフ) - こんにちは。いつも更新楽しみにしてます！指摘なんですがブラットじゃなくてブロットだと思いますよ！ (2020年7月1日 21時) (レス) id: 14e69bc545 (このIDを非表示/違反報告)
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