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side 志麻
たぬきみんなで探してるって
うらたさんからLINEが入って了解とスタンプを返す。
Glareの元がどんどん強くなっていくのを感じる。
「ここらへんやろ」
ずっとGlareは弱まることなく発されていてこれじゃSubはsubdropに陥るのではないかという気がするのだが。
そう考えたら早く見つけないと。
付近の使われてない部屋を片端から開けて探す。
「…は?」
そのうちの一つに、知らない男とセンラさんがいた。
side センラ
あかん、dropする。
体が警報を発する。従わなければdropしてしまう、と本能が告げる。
でも、ここで足を開いて"present"の格好をしてしまえば、あとはこの男の言いなりになってしまう。
dropしたところでどうせaftercareなんてしないだろうが。
「いい加減従ってよ…"present"って言ってるでしょ」
「っ…」
座り込んでKneelの姿勢をとらされた俺の目を覗き込んで直にGlareが注がれる。
そんなの、耐えきれるわけ_
震える足がpresentの姿勢を取ろうとした時、
「…は?」
聞きなれた声がして一瞬Glareが弱まった。
side 志麻
「…うちのメンバーに何してくれとんねん」
状況を理解し男にGlareを効かせる。センラさんのことを考えるとあまりGlareは使いたくないのだが体格差じゃ適わないし仕方がない。
「君、Dom?にしてはGlareが弱いんじゃないの?」
男が余裕の煽り顔で俺を睨み返してくる。自分のGlareが弱いことは重々承知、でも自分はこいつのGlareに屈するようなSwitchではない。
「だからなんやの?助けに来ただけやで」
Glareを頑張って強めて精々虚勢を張ると男はGlareを突然辞めた。
「まぁいいや」
そう言って部屋から出ていった。
「なんやねん、あいつ…ッ」
あいつが出ていったドアを睨んでからセンラさんに駆け寄る。
「あかん、dropしてはる…」
自分はDom寄りのSwitchだがaftercareはやったことがない。
「センラさん…大丈夫か…?」
やったことがない、と逃げてる場合じゃない。
「よぉ頑張ったなぁ…こんな強いGlare浴びてCommandも使われたやろ…?辛かったなぁ…」
ぼうっと宙をさまようだけの視線を捕まえて語りかける。
「志麻くん…ごめんなさ…」
レモネード色の目から雫が零れ落ちて、俺は慌てて拭ってやってから躊躇いつつ抱きしめて頭を撫でた。
「何言うとんの、センラさん無事でよかった…」
いや無事とは言い難いのだが。
その時部屋のドアが開いた。
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ゆの(プロフ) - いきなりコメント失礼します!Dom/Subの設定自体初めて目にしたのですが、とても萌える………!もしこれからも執筆してくださるのであれば応援させて頂きたいです! (2020年4月9日 16時) (レス) id: 6ede61fc28 (このIDを非表示/違反報告)
らむ@ris(プロフ) - kokoroさん» おし、書いたる← (2019年4月29日 8時) (レス) id: a86de972cd (このIDを非表示/違反報告)
らむ@ris(プロフ) - 鈴音さん» レスのやり方を知りました。返信大いに遅れてしまい申し訳ございません…!アドバイスありがとうございます、これ以降そうします<(_ _*)> (2019年4月29日 8時) (レス) id: a86de972cd (このIDを非表示/違反報告)
鈴音 - まふ受けで過激なのがみたいです!無理な注文だったらすみません(≡人≡;)srmfかammfでみたいです!検討してくれると嬉しいです (2019年4月12日 19時) (レス) id: 8fa20177a2 (このIDを非表示/違反報告)
kokoro - いつの間にかタグ付いてたwとうい訳でしませんで過激なのお願いしていいっすかね?お願いです!! (2019年4月12日 16時) (レス) id: da538576fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らむ@ris | 作成日時:2019年2月9日 22時