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「はぁ、はぁ、お待たせ！」
「早かったねー。･･･息きれてるよ？」
「引き、こもり、には、小走りも、辛い、んだよ」
まだ若いのにこの人大丈夫なのか？と不安になる名前であった
キッチングッズと数日分の食材を買い店を後にする
「ふぅ、結構買ったなー」
「だねー･･･名前さん、僕もう少し持つよ？」
今真冬はプラスチック製のキッチングッズとトイレットペーパーという、軽いがかさばる物しか持っていない
食材や服など重いものは名前が自ら持っている
「男だからー、とか気にしないからいいよ？買ってもらったんだから自分で持つのが当然だと思うし。･･･てかまふさんに持たせるの不安」
最後は小声でポツリと呟く
「え？なんて言ったの？」
「ううん、何でもない！早く帰ってごはん作んなきゃ！」
「あー、僕も作業しなきゃなー･･･」
「忙しいのに付き合わせてごめんね？」
「ううん、偶には気分転換も必要だし。ごめんね、よりありがとうって言って？」
「ふふ、ありがとう」
そうこうしてるうちに家に着いたので、食材を野菜ジュースしか入っていなかった冷蔵庫に仕舞った
「ねー、名前さーん」
キッチンにひょっこり顔を出す真冬
「なーに？」
「片付け終わった？」
「うん、今終わったよ」
「じゃ、手出して？」
「？」
なぜいきなりそんなことを？と疑問に思いつつも右手を差し出す
「はい、これ。はじめてのお出かけ記念って事で」
ころん、と手のひらに乗せられたのは名前が見つめていたヘアピンだ
「え、うそ･･･」
「これ、見てたでしょ？こーゆうの、好きなのかなーって」
「うん、大好き･･･ありがとっ･･････大切にするね！」
名前は泣き笑いのような顔でヘアピンを見つめていた
『あれ、気に入らなかったのかな？』
「･･･見てたのって違うやつだった？」
「ううん、これだよ。気付いてくれて嬉しい･･･こんな事はじめてで･･････似合う？」
横髪を耳にかけそこをヘアピンで留める
「うん、よく似合ってるよ」
「えへへ、毎日つけよーっと。ありがとう！」
名前はニコニコと料理に取り掛かりはじめた
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如月(プロフ) - 暖暖さん» コメありがとうございます！相変わらずゆるゆる更新ですが気長に待っててくださいませ(｡_｡*) (2017年5月28日 8時) (
レス) id: 386e3f10ba (このIDを非表示/違反報告)
暖暖 - 少し読んでいて気がついたら全部読んでました！めちゃくちゃ面白かったです！！これからも更新楽しみにしてます！！ (2017年5月14日 0時) (レス) id: 05da246508 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - まむもさん» ありがとうございます！ゆるゆる更新ですが、見守っていただけると幸いです。これからも応援よろしくお願いします！ (2017年3月1日 23時) (レス) id: 386e3f10ba (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - かなこさん» ありがとうございます！これからも更新頑張りますね！ (2017年3月1日 23時) (レス) id: 386e3f10ba (このIDを非表示/違反報告)
まむも(プロフ) - とても面白いです！これからも自分のペースで更新頑張ってください！ (2017年3月1日 20時) (レス) id: f3cbf32148 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月 | 作成日時：2016年11月13日 9時
