有岡くんの甘い毒牙。2

52.たくさんの初めて ページ13

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有「男にさ、初めてですって言って何も無いと思ってんの？それ、ひたすら興奮材料になるだけだから。少なくとも俺はね」



知念くんにも言われた。


気をつけなよって。


でも、こんな状況どうしようもない。


言わなくても襲われそうだったし、言っても結局襲われてしまうんだ。



さっきより優しくなったキス。
深く、甘くとろけるようなキス。有岡くんの舌が口の中で動く度、吐息と声が漏れる。


優しく包み込むように胸に触れる手。

先端には触れずに、その周りをくるくるとなぞって焦らすだけ。



「や、涼介…っ、りょ、すけぇ…んんっ、はぁ」


揉みしだいたり、持ち上げて揺らしたり、乳輪を舌でなぞったり。


最初は気持ち悪くてずっと抵抗してたのに、だんだん力が抜けて快感に変わってきたそれに身を委ねてしまっているのが自分でもわかる。



有「A初めてなのに、ビクビク感じちゃってるんだ？えっちな子だなぁ」


「い、わないで、ん、ふぁあ…っ」



彼がこんなに上手なのはたくさんの女の子を抱いてきたからだろう。少し、ほんの少し胸が痛んだのは、きっと気のせい。



ぱく、と先端を咥えると歯で軽く甘噛みをしたり舌で転がしたり、容赦なく刺激が襲ってくる。


「やぁ、んっ、はぁぁっ、あぁぁっ、それ、だめ…っ、」


有「なにが、ダメなんだよ。感じてるくせに。彼氏がいるのにほかの男にレイ プされて気持ちよくなっちゃってんだよね？」



そうだ。

涼介がいるのに、たくさんの初めてを有岡くんに奪われてしまってる､


でももう、そんなことも考えられないくらいこの快感に溺れてしまいそうなの。




有岡くんの甘い毒が身体中に回って、どうにかなっちゃいそう…




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