ヘタキャラの反応は...?

続き ページ21

伊「ない..」

伊「ここにも無い....」

伊「俺の車、また盗まれちゃった...」

数十分前.....


伊「ドイツー日本ー、じゃあね〜」

独「ああ。仕事はしっかりやれよ。」

日「また暫くは会えませんが、お元気で。」

2人に手を振った後、俺は自分の車の元へ向かった




ここで冒頭のセリフに戻る

伊「どうしよう...あっ携帯で警察に連絡すれば...」

ｶﾞｻｺﾞｿ ｶﾞｻｺﾞｿ

伊「あれ...?えっあっうそん...」

...もしかして携帯も無い?

伊「....うわぁぁぁん!!すごいデジャブだよ〜!!!助けてよ〜!ドイツー日本ー!」

今回はドイツも日本もいない..。俺一人で何とかするしかないんだ...。

伊「うぅ....ここから俺ん家まで結構な距離があるz((ﾋｭｳｰｰｰ うわぁぁ何!?風!?」

ﾋｭｳｰｰｰﾋｭｳｰｰｰ...

風がやっとおさまった...

伊「もう、何なんだよ〜....?手になんか着いてる..?」

虫かと思い、俺はそれを手から取った。
それは、ほんのりとした薄い桃色をしていた

伊「桜の花びら..?」

伊「桜..?ああそういえばもう春か..。」

だから風に乗って飛んできたんだね、そう思っていると俺はあの場所を思い出した

伊「この後特に予定もないし、行こっと!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
沢山の咲き誇る桜の花、沈みかけている太陽、俺はそんな幻想的な散歩道を歩いていた

伊「久しぶりにエウル地区の桜並木に来たけど、やっぱり綺麗だなぁ。」

兄ちゃんもここに来たりするのかな、そう思いながら俺は歩いていた
此処にある桜は今から大体62年前、日本から贈られてきた

伊「この桜を見ていると、色んな思い出が蘇るなぁ。」

ローマ爺ちゃんや、オーストリアさんのところに居た時、イタリアを統一した時、枢軸として、ドイツや日本と頑張った時。他にも嬉しかったり楽しかった記憶、苦しかったり悲しかった記憶。覚えきれないくらいの記憶が蘇る。

伊「俺ってこのまんまでいいの..?」

そう思った時、遠くから人々の笑い声が聞こえてくる。

伊「何かのイベント..?」

にゃー

伊「にゃぁ..?」

自分のすぐ下から、猫の鳴き声がした。下を見ると小さな子猫が居た。

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