三十話 ページ30
『ね、ねぇ金田一君
この晩餐会何かおかしいと思わない?』
金「ああ
そもそもこの旅館に招待した人間であり旅館の主人を名乗る人物が2人いるっていうのも何かがおかしいし、それに今さっきのアレルギー騒動…
アーサーって奴は紫水さんと紫陽さんの両方を陥れたいのか?」
『2人とも14人の内かなりアーサーさんと関わっているわ
やっぱりこの晩餐会これ以上続行するのは危ないんじゃ…』
金「ん〜
まぁそうと言えばそうなんだけど…」
『え?』
金「まだ食い足りねぇ!
米が欲しい!」
美雪「きゃっ!
び、びっくりさせないでよはじめちゃん…」
『マジか……』
よほどまだお腹がいっぱいになっていないことが不満なのか金田一君はテーブルを叩いて近くにいた美雪ちゃんが驚いた。
この中で紫陽さん以外で一番有力そうな金田一君がこの様子じゃ晩餐会中止の説得は無理そうだな
紫陽「金田一君は米が欲しいのかい?」
金「あ、紫陽さん」
紫陽「紫水さんに碌な主菜を用意できていない詫びもかねて炊飯器を持ってくるよ」
金「えっ、炊飯器も用意されてるんですか?」
紫陽「魚とご飯は共に食べる人が多いからね
一応炊いておいたんだ」
金「おぉ〜!
ありがとうございま〜す!!」
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作者名:ロンヌ | 作成日時:2022年7月17日 0時