キミに会う前に ページ40
『…っ、神すぎた…』
ライブが終わり、徐々に会場の人の人数も減っていく。
アリーナ一番前の私が会場を後にしたのは、きっと来ていたcrewの中で最後だと思う。
私は余韻が残った会場から例のカフェへと移動した。
彼との約束はあと一時間後。
まだまだ時間に余裕はあるのだが、私の気持ちには余裕はなかった。
『明くん……いや坂田さん…が来るんだよ…』
私は明くんの連絡先を見つめながら、ドキドキが止まらなかった。
時間を見ると、約束の時間まであと十分。
もうすぐだ…。と思いながら、頼んでいたアイスティーを飲んだ。
カランッとお店のドアが開く音がした。
…あ、もしかして明くんが来た?
と思い、ドアのほうを振り向いた。
その瞬間、私の喉はヒュッと鳴った。
そして息が出来なくなる。
『…な、なんでっ…』
店に入ってきたのは彼ではなく、
私の≪お母さん≫であった。
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ちょこ - とてもよかったです!その後話が欲しい! (2021年2月20日 20時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - 寂しい、、出来れば番外編を、、、お願いしますぅ、、一生のお願いです! (2019年9月28日 17時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
スイカ(プロフ) - うるさん» センラさんからこちらにも!!ありがとうございますっ!!そういって貰えてハッピーです!!これからも頑張りますね! (2019年9月24日 23時) (レス) id: e51077db8a (このIDを非表示/違反報告)
うる - センラさんの方から来たものですがやっぱりスイカさんの話面白いですね、完結おめでとうございます! (2019年9月24日 6時) (レス) id: 80ab37ec91 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - スイカさん» レスありがとうございます!めちゃ応援します! (2019年9月23日 16時) (レス) id: 8b66a12330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スイカ | 作成日時:2019年8月8日 7時