キミと似た背中�� ページ23
時間まであと5秒
4
3
2
1……0
心の中でカウントして、ゼロになった瞬間ステージには4人のシルエットが映し出される。
その瞬間、黄色い歓声が一気に湧く。それは私の隣からもでさっそく姉は涙を流している。
「センラさーん!!!」
黄色のサイリウムを思いっきり振って、涙をボロボロと流していた。
私も赤色のサイリウムを振って、ステージを見る。
そこにはキラキラとした4人。
『っ……すごい……』
歌い始めた4人。それに合わせて観客さんはサイリウムを横に振る。
鳥肌が一気に全身を駆け抜けた。
4人全員が輝いていたが、私の目の釘付けになったのはやはり赤。
となりの坂田さんだった。
そこからはもう圧倒でしかなかった。
ソロパートでもそれぞれがファンサをしながら観客を楽しませようとしている。
そしてファンの子たちは笑顔でそれに反応する。
センラさんのソロパートのとき、姉は発狂していた。
「きゃーーーっ!!!」
センラさんが手で鉄砲をつくり、姉に向けてバンっとしたからである。
姉の周りにはセンラーの人はいなくてそれはやはり姉に向けられたものだった。
もう姉の顔はボロボロだ。
そしてさかたんのソロになったとき私も姉には負けるがテンションが上がった。
さかたんの低音ボイスからのこちらを向いてウィンク。
その瞬間、私と私の周りで歓声があがる。
近くには私と同じように坂田家が何人かいたらしくその子たちも泣いて喜んでいた。
私は感動しすぎて泣くということよりもフリーズしてしまった。
(カッコよすぎる………///)
そんな楽しい時間はあっという間で、最後に4人からのコメントで締めくくりになった。
私はとにかくさかたんの言葉を耳に焼き付けていた。
そして最後に一言。
「みんな！！今日はほんま来てくれてありがとうなぁ!!」
『っダメだ……、ﾋｯｸﾞ…ッ』
私の目には涙が溢れた。
彼の姿を目に収めたいのに雫が邪魔して、視界が歪んだ。
「!?Aが泣いてるっ…!!」
隣からはそんな驚きの声が聞こえたが私は涙を流しながら笑顔でいることしかできなかった。
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ちょこ - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (2021年2月20日 20時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - 寂しい、、出来れば番外編を、、、お願いしますぅ、、一生のお願いです！ (2019年9月28日 17時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
スイカ(プロフ) - うるさん» センラさんからこちらにも!!ありがとうございますっ!!そういって貰えてハッピーです!!これからも頑張りますね！ (2019年9月24日 23時) (レス) id: e51077db8a (このIDを非表示/違反報告)
うる - センラさんの方から来たものですがやっぱりスイカさんの話面白いですね、完結おめでとうございます！ (2019年9月24日 6時) (レス) id: 80ab37ec91 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - スイカさん» レスありがとうございます！めちゃ応援します！ (2019年9月23日 16時) (レス) id: 8b66a12330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイカ | 作成日時：2019年8月8日 7時
