【東リべ】俺は陰キャであって不良じゃない【男主】

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今日は場地君のお墓に来ていた。


まだ信じられない。どこからかよぅ！って出てくるんじゃないかって思う…

俺は中学までの勉強は得意だったからよく教えてやってた

勉強が得意でも教えるのは難しいな…

それでも食いついて来てくれて…赤点は回避出来たよな……

一通り勉強が終わると3人でカップ麺食べて、バイク乗って…

俺は二輪の免許持ってないから原付レンタルして乗ってたけど笑

……もう3人ではしゃぎあえないんだな…


場地君は俺がちょっとメンタルやられてると気づいてくれた。

だからいつまでもこんなんじゃ怒られちゃうな…

ｻﾞｯ…と、誰かの足音がして振り返った


「…よぅ」

「……ド、ドラケン君…」

ド「着いてこいよ」

いきなり…？


ドラケン君に連れられてやってきたのは


＿＿＿少年院


俺には無縁だったところ。



係員…？…看守？さんから連れられてきたのは羽宮君だった


こ、こいつ……………


一「A…さん…」


…なんだよその顔。泣きたいのはこっちだよ
そんでもって今更さん付けかよ


一「俺、場地からAさんのこと色々聞いていて…本当は仲良くなりたかったのに…こんな再会の仕方をして…俺は酷いこともして…ほんとにすみません…でした」

「酷いことのレベルじゃねーだろ…俺に謝られたってどうもできないし…オマエ2回目なんだろ…？中学生じゃなかったら一生出てこれないレベルのことなんだぞ…？ちゃんと理解できてんのか…？」

ド「A、落ち着け」

「落ち着いてられるかよ。不良なんてもんじゃねーぞ、羽宮君、君は」

そこまで言うと自分でハッとした

羽宮君はそんなことわかってるよって顔で泣きそうだし

「ごめん、言いすぎた」

一「…本来なら足りないくらいだよな……聞いてた通り優しすぎるな…」


知るかよ…


今日はお墓参りして、ちゃんと死と向き合おうと思っていたのにこんな所へ来て感情的に怒って…これがしたかった訳じゃ無いのに…

「ドラケン君、もう帰ろう…」

俺は先に部屋から出た


真っ当な大人になれよ…ちゃんと反省してさ＿＿

俺みたいにはなるなよな…

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