真選組の姫ですか3 (ページ39)

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お騒がせの2人ページ39

土方side

俺が部屋で仕事をしてると泣き声が聞こえてきた。その声の主はAだ

気になった俺はAの部屋に行った

土方「A。入るぞ」

部屋に入ると小さく縮こまり子供のように泣いていた

貴方「土方さん……ごめんなさい…泣き声うるさかったですか？」

土方「いや、どうしたんだ？そんな泣きわめいて」

貴方「総悟と喧嘩しちゃって……もうわかんなくて……」

するとまた泣き出したA
俺は見かねて傍に行き背中をさすった

すると少し落ち着いたAが喋り出した

貴方「実は……」

Aは全て話した。ヘアピンが壊れた事。それについて総悟が酷いことを言ったこと。総悟がAに想いを告げたこと

簡単に言えば総悟が素直にならず単純に嫉妬したからこうなったと言える

土方「そうか。まぁそのうち仲直りできるだろ。あいつもきっと相当反省してんだろ」

貴方「そうかな…」

土方「あぁ。あとこんな時に申し訳ないが明日は大きな仕事がある。そのためにも今日はもうゆっくり休め」

俺が立ち上がり去ろうとしたら

ギュッ

袖を掴まれた

貴方「土方さん…今日一緒に寝てください……今1人だと何か私ダメです…」

相当ダメージを受けたんだな…
仕方ねぇか……

土方「今日だけだからな」

コクンと頷き枕を抱え俺のあとに着いてくるA

布団を2枚敷こうとすると同じ布団がいいと言うA。総悟に知られたら俺はどうなる事やら

布団敷き終え横になったA。あっという間に眠ってしまった

寝顔を見ると目は赤くなっていて頬には涙の跡が。本当に辛かったんだな

寝顔を見ていたら静かに襖が開き近藤さんが手招きしている

近藤「Aちゃんどうだった？」

土方「相当ダメージ受けてるな。子供みてぇに泣きわめいてやっと寝たとこだ。終いには1人じゃ寝れなくて俺と寝るってさ」

近藤「ははっそうかそうか！総悟は相当反省してるみたいだったぞ。ま、近いうちに仲直り出来るだろ」

土方「そうだな。明日は早いし俺も寝るわ。近藤さんも早く寝ろよ」

近藤「おう。Aちゃんを頼んだぞ」

俺も寝るため布団に入った

心なしかまだ不安な顔をして寝ているA
頭を撫でると少し安心したように見えた

そしてまさかあんな事が起きるなんて誰も予想していなかった___