真選組の姫ですか3

土方さんの馬鹿…… ページ14

沖田side

土方さんが刺された後また我を忘れて暴れ回ったA。そして敵全員をぶっ倒してあの藤堂は牢にぶち込んだ

今は病院。Aは手を怪我して手当してもらっている。土方さんは集中治療室でたくさん管とかが繋がっている。出血が酷かったらしい

近藤「あ、Aちゃん。手は大丈夫かい？」

貴方「はい……私は全然…土方さんは…？」

沖田「見ての通りだ。出血が酷かったらしいでさァ。いつ目が覚めるか、それとも…」

貴方「私のせいだ……私が油断してたせいだ…」

近藤「Aちゃんのせいじゃないよ」

貴方「どうしよう……このまま目が覚めなかったら…嫌だよ…」

沖田「土方さんは絶対目を覚ます。俺がやらねぇ限り絶対しなねェ」

近藤「そうだな」

その日は土方さんは目を覚まさずに1日は終わった__

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あれから4日

土方さんは普通の病室に移り未だ寝ている

近藤「Aちゃんちょっとは寝たら？」

貴方「嫌です…土方さんが目を覚ますまで待ちます」

目の下にクマを作ってずっと土方さんの手を握ってるA

沖田「そんなんじゃ土方さんが起きる前にてめぇがぶっ倒れるぜ」

貴方「倒れないもん。私が寝てる間に土方さんが起きたら嫌だもん」

こうなったら絶対言う事聞かねぇな
頼むからAが倒れる前に目を覚ましてくれよ土方さん…

貴方「……土方さんの馬鹿…早く目覚ましてよ…勝手に守っておいて…お礼言わせてよ…」

近藤「Aちゃん…」

Aは静かに泣き始めた
ずっと泣かないで我慢してやがったからな。これでもまだ我慢してるな

土方「んん……」

沖田「土方さん？」

土方「誰だ…今馬鹿って言ったのは……」

貴方「土方さん！！」

近藤「医者！医者！早く呼ばなきゃ！」


やっと目を覚ましてくれやしたね___

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