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目の前で行われるゲームを見て、ひたすら鉛筆を走らせる。たまに流れ球を腕で弾きながら、及川に言われた通り控えの部員がいるコートの情報を拾い続けていた。
(今のレシーブできないならちょい厳しいな。あー、サーブもったいない。つーかやっぱ全体的にサーブ強化は必須だな。ブロック圧ほしいな。上手いけど足りねぇ)
欲深い要望ばかり書き、じゃあお前はどうなんだ、と言われたらできる自信はない。
審判をしていた1年がホイッスルを鳴らした。
途端に及川たちは俺の方に来る。
「どうだったー？」
「んー、まぁぼちぼち」
「Aのぼちぼちはぼちぼちじゃないな」
「どれ」
見せてみろ、と言いながら岩泉は俺の手元にあるルーズリーフを覗き込む。他の三人も同じように見ている。
「うわー、これは厳し過ぎね？」
「そうか？」
「まぁ少し手厳しいけど、Aはやれることだからな」
「絶対っつー自信はねぇよ」
話しながらも修正を把握して、他のメンバーをどうするか考えているらしい。
「レセプション工夫すればなんとかなるかな？」
「まぁそうだな。総合的には大丈夫だろうし」
「逆に俺ら入れた時のバランスどーすんの？」
「国見前衛の時は花巻が後衛か？」
「バランス取るならそうなるね」
頭の柔らかいバレー馬鹿たちと、先を見据えて細かな修正をする。
「とりあえず、個人個人で必要な修正の共有しつつポジションごとで練習するか」
「いや、今回は合わせながらがいいんじゃない？」
「一回ポジションで話してそのあと合わせれば？」
「それでいいか」
話を聞きながら、殴り書きだったメモをポジションごとで新しいルーズリーフに書き直す。
「ミドル、WS、セッター、リベロ、はごめん！渡！」
「あ、俺リベロの方行くわ」
「いや、花はWSだろ」
駆け寄ってきた渡にルーズリーフを手渡す。花巻は少し臍を曲げたが、ウィングスパイカーは人数が多い分そっちについてもらいたいところだ。
「これ、リベロの子の。渡から見た意見も聞きたいから、目ぇ通してみて」
「あ、はい」
ルーズリーフを受け取ると、じっくりと読み始めた。少し難しい顔をしては頷いて、コロコロと表情を変えている。それを見て俺以外の四人も小さく笑った。
「ど？」
「勉強になります」
「
「セクハラはんたーい」
「なんでさ？！」
ふざけている及川と花巻を放置して、渡は疑問を上げる。お互いしっかりと解消するのに話し合った。
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シャバ僧(プロフ) - しおさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！及川も花巻も友達思いだと思うので、嫌がってる堂島を連れていった先輩に嫌悪感示しそうだなと、この展開にさせていただきまました！なかなか松川夢ってないので、自分のためにも頑張ります！笑ありがとうございます！ (2022年8月11日 8時) (
レス) id: 97accd6b89 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 展開が！！最高すぎます！！松川だけじゃなく花巻達まで不快に思ってる感じ本当に最高です...たくさん更新してくださるのでとても助かってます、これからも頑張ってください！^_^ (2022年8月11日 3時) (レス) @page5 id: 8068b429a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャバ僧 | 作成日時：2022年8月9日 11時
