名探偵コナン「〜コナンの想い〜」

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赤井や安室が囮になっているあいだ、コナンは無我夢中で階段を駆け上がる。
何故かボスへの入口に敵はいなかった。
少々疑問に思っていたコナンだが今はそれどころじゃないことを思い出し、ドアを開ける。
するとボスと思われる人物が背中越しで立っていた







コ｢やはりボスはアンタだったんだな…山村警部…｣









山村はニヤッと笑ってコナンの方を振り向いた








山｢やぁ…君は毛利さんとこの……｣







コ｢ああ…そうさ。江戸川コナン…探偵さ｣






いつもの決めゼリフを山村に向ける




山｢君のことは前々から普通の小学生じゃないと思っていたが、まさかここまでだったとはね。感心するよ！でもどうして僕が組織のNO.1だと解ったんだい？｣





コ｢アンタの動きは前々から怪しかった。まず、俺がアンタを麻酔銃で眠らせたとき…おっちゃんは、麻酔銃で眠らされても自分が眠って事件を解決していたってことを他人から聞いて分かったんだ。だけどアンタは自分でいつの間にか眠っていて事件を解決していたと言った。分かるよな？この意味が。まだあるぜ？七つの子のメロディーだ。警視庁に行ったとき、携帯のプッシュ音で七つの子が聞こえてきたって言ったんだ。ピアノなどの楽器ならまだしも、携帯のプッシュ音だけで七つの子を一瞬で正確に読み取るなんてことは不可能……そうアンタは知ってたんだ。七つの子のメロディーを掛かってくるのが。だからわざわざ七つの子を歌い俺を試したんだろ？｣









山｢…お見事！流石だよ…工藤新一君？｣









コ(クッ…やはりバレていたか。)









山｢でも確か工藤新一はジンが殺ったはずだが…｣









コ｢フッ…よく言うぜ。ホントは気付いてんだろ？俺が幼児化したのがどうしてかってことが。｣









山｢なぁんだ。バレてたのか。まあいい。それよりシェリーはどうした？｣








シェリー…その単語を聞いた瞬間コナンは体が一瞬固まった。









コ｢シェリー？知らねえよ。そんな人。｣








山｢とぼけんな。お前もよく知ってるはずだ。『灰原哀』を。｣







！！！！！








コ(バレてる。灰原がシェリーだってこと。)









コ｢例え知ってても教えはしねーよ。｣









山｢人聞きの悪いガキだな。｣









山｢フッ……まあいい…｣





そう言うと山村はコナンに拳銃を向けた









………パシュッ

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