名探偵コナン「〜コナンの想い〜」

25＊ ページ26

今、俺達が向かっている家は以前、藤堂さんが住んでいたという情報を聞き付けたからだ









蘭「う〜ん、この辺りだと思うんだけど……」






平「なんや、分かりにくい地図やなぁ」







その地図は大胆な図しか書かれていなかった






小「訊いた方が早いんじゃねーのか？」







そう言って近くにいた男性に声を掛けた







蘭「すみません、あのう藤堂夏実さんという方のお宅をご存知ありませんか？」








男「藤堂夏実……その人のお宅ならここを右に曲がって突き当たりの赤い屋根のお宅ですよ」








割りと短身で優しそうな男の人が答えてくれた




「「ありがとうございます！」」








お礼を言うとコナン達は再び歩きだした







平「ここやな……」








和「なぁめっちゃ不気味やん！戻ろうやぁ、旅館に……」








5年前から手入れがされていないであろうその家は蔦が張りボロボロになっていた









平「うっさいわ！そんなに怖いんやったら大人しく旅館戻っとき！」







その言葉に腹が立ったのか和葉は口出ししてきた







和「なんやねんその言い方！もうこうなったら意地でも入ったる！行くで！蘭ちゃん!!」







蘭「え！？あ、ちょっと、和葉ちゃん？」






強引にも連れていかれる蘭








歩「早く、私達も行こっ！」



元「おうっ！」



光「少年探偵団捜査開始です！」






「「おおーー！」」









その光景を見ていたコナンと哀はまたかと言うように苦笑いしながら子供たちを見ている
コナンの表情は何処か寂しそうだった

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