名探偵コナン「〜コナンの想い〜」

15＊ ページ16

プルルル……ルルルルル…


ガチャ









コ「もしもし…父さんか？」









優「新一？どうしたんだ？」








コナンは今までの事を全て話した








優「なるほど……急がないとマズイみたいだな。今すぐ手配しよう。知り合いに至急連絡するよ。今からロスを出ても半日は掛かるが、待っててくれ。有希子と向かう。」









コ「サンキュ！父さん」









電話を切るとコナンは車椅子を押して病室に戻った









ガラガラ








　
コ「父さん、今からこっちに来てくれるって。でもロスを今から出るから半日はかかるみたい。」









コナンが手に持っていたスマホがスルッと滑り抜け床に落ちた









ガン…シュルシュルシュル……









その携帯をジョディ先生が拾い上げる









ジ「大丈夫？クールキッド……貴方の手震えてるわよ」









コ「へ？あ、あぁ。ありがとー」








コナンはスマホを持っていた反対側の手を差し伸べスマホをもらった






反対にスマホを落とした方の手は隠すかのように後ろにまわした
その事に気が付いた哀が声をかける









哀「貴方…その手見せてみなさい」









コ「だ、大丈夫だって……ただ滑り抜けただけだから」









哀「そうじゃなくて、貴方の手、腫れてなかった？」









強引にも震える手を哀に見られてしまった









その手はコナンの残りの短い余命を示しているのだった

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