名探偵コナン「〜コナンの想い〜」

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コ「わりぃ…灰原…黙ってて…でも俺自分の運命から逃げたくねーからさ」



哀の目は涙目に変わっていた



哀「貴方…どうして？どうして何も言ってくれなかったの？貴方、人の事は心配するのにどうして自分の事になると一人で背負おうとするの？」



コナンは昔からそうだ…
人の事は痛いほど心配するが自分の事になると一人で抱え込む




コ「お、おい灰原…泣くのはよせよ…」





哀「わからないの？どうして頼ろうとしないの？…貴方の周りにはこんなに助けを求めれる人がいるじゃない！それをどうして？」




小「そうだぞ！コナン！もっと人を頼ってもいいんじゃねえか？」





哀「それに貴方…どうしてそんなに無茶するの？スタジアムの爆破のときもそうよ！犯人の為に命を預けるの？…もう、もう貴方には無茶をして欲しくないの！」





コナンの頭の中に哀の言葉が引っかかった






"犯人の為"…か…灰原は知らないのか。成実さんのこと…



コ「灰原…俺さ、犯人の為とか関係ねぇと思うんだ。確かに犯人は罪を背負っている。けどその罪を俺は償ってほしいんだ。"自ら命を絶つ"という汚い手を使うんじゃなくてさ…それに俺…一人だけ助けられなかった人がいるんだ…父親の為に復讐し、何人もの人を犠牲にした…だけど俺はその人の罪を償わせてやれなかった…推理で犯人を追い詰めてみすちまう死なせちまう探偵は殺人者と変わんねーよ…それに人が人を殺す理由は知ったこっちゃねーが、人が人を助ける理由には論理的な思考は存在しねーだろ？」




コナンの言った言葉は全て正しかった

正しかったからこそ、哀は何も言うことが出来なかった

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