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なんだそんなことか、と言って笑うドラコは当たり前そうな顔をして続けた。
「入ったほうが面白いし有利だからな。…君を罰則するような事はしない。それがたとえ誰でも僕がさせないさ」
きっとDAの事を勘づいているのだろう。ドラコは私を思ってくれたのかそう言ったが、わたしはあまりその言葉を素直に受け取れなかった。
勿論嬉しい、だけど彼が裏で私だけを罰則から故意に遠ざけるなんてあまりにも不平等だ。
『…他のみんなは？』
聞くのを戸惑うが、眉を下げてゆっくりとそう問いかける。ドラコは今まで私の目を見ていた顔をこわばらせて口を開いた。
「僕らはアイツらを特別に守りたいとは思わない。逆に気をつけろとでも言っておきたいぐらいだが」
『なら大丈夫よ、私もみんなと罰則を受けるときは受けるの』
「本気か？」
大広間から出て突き当たりの階段の前、ドラコが一緒に進めていた足を止めてそう言う。私は振り向いてドラコの目を見つめた。
周りに人は既におらず、皆すでに寮に帰ったようで辺りは静かだった。
『皆んなが罰則を受けているのに自分だけ受けないなんてそんなの』
すると，突然後ろから大きく名前を呼ばれた。声の主は階段の上にいるスーザンで、私のペットであるフェレットの体調が悪いとその場で伝えてきた。
私は振り向かずにスーザンの元へと急いで駆けた。
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「…なんだかごめんなさい、お取込み中みたいで」
『大丈夫よ、それよりもフロッケの方が心配だし』
ベットに座り、力なく眠るフロッケを撫でながらそう言う。カゴの中でグッタリとしていたのを見て非常焦ったが、どうやらDAの集まりなどで最近外に出してやらなかったのが原因のようで…
これからはちゃんと遊んであげよう、と反省した。
しばらくそうしていると、スーザンが心配そうな声で何かあったの？と私に問いかける。
『親衛隊の事で話し合ってたの』
ドラコの事は信用している。だけど、アンブリッジの傘下に入ってしまった以上彼の前で容易に喋りすぎてはいけない。
わたしに危害が及ばなくても、皆んなに危害が及ぶからだ。
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続く
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みみり - 一気読みしちゃいました！！ドラコと夢主ちゃんが段々仲良くなっていっててなんだかこっちも嬉しいです(？)もう更新はされないのでしょうか…？ (2023年5月5日 20時) (
レス) id: 59d35c9c55 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - もももさん» ももも様 そのように思っていただけて嬉しい限りです…！物語が折り目に差し掛かっており、慎重に計画を立てている為更新が遅くなっていますが、その分皆さんにより楽しんでもらえるようなお話をお届けできるようこれからも頑張ります！今暫くお待ち下さい！m(_ _)m (2023年3月6日 17時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - ねむさん» ねむ様 ありがとうございます…！！ちょうど物語が折り目に差し掛かっており、慎重に計画を立てている為更新が遅くなっていますが、その分皆さんにより楽しんでもらえるようなお話をお届けできるようこれからも頑張ります！今暫くお待ち下さい！m(_ _)m (2023年3月6日 17時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
ももも - 全部の話がきゅんきゅんして最高です……!!更新待ってます! (2023年2月27日 21時) (レス) @page4 id: ca16d5c586 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ(プロフ) - 今まで読んだ中でいちばん面白いって言っても過言じゃないくらい大好きです！続き楽しみに応援してます！ (2023年2月16日 7時) (レス) @page3 id: 2b048548d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤ | 作成日時：2023年2月8日 19時
